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★ボンネビル・サルトフラッツ 路面コンディション悪化により2015年のレース開催を断念

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ボンネビルサルトフラッツというのはユタ州にある塩湖の跡に出来た260平方キロに渡る巨大な平原で、Wikiによると塩類平原というものだそうです。バイク映画では「世界最速のインディアン」が有名ですね。今年のレースはキャンセルされてしまったそうですが、これだけ広大な自然の路面を整備するとかコンディションを維持するというのは、まぁ無理な相談ですね。

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2015年度のボンネビル・モーターサイクル・スピードトライアルの開催が、ボンネビルサルトフラッツのコンディション悪化により中止された。

このアナウンスはソルトレイクシティに降った雨の後に知らされたもの。この影響によりマウンテンコースエリアと呼ばれる地域では2分の1インチ(1.27cm)ほどの水が溜まっている状況だ。

 
この水は当然塩をふくんでおり、そうなると簡単には乾かない。オフィシャルはマウンテンコースの代替となる場所を見つけることが出来ず、インターナショナル・ロングコースのコンディションも全体に渡って理想的なコンディションとは言えないという事も重なった。
 
さらに悪いことに2014年の選手権の時の路面へのダメージが癒えておらず、300台を超えるモーターサイクルが一週間で集まるこのイベントを開催するのが難しいという事だ。
 
これらの問題が集約した結果として、ボンネビル・モーターサイクル・スピードトライアルのオフィシャルは2015年の選手権の開催をキャンセルせざるを得なかった。しかし、年内に別のイベントが開かれる可能性は残っている。今回レースが路面のコンディションによってキャンセルされたという事は、このレースのために準備を続けてきたレーサーにとってはツライ出来事だ。
 
ボンネビルサルトフラッツは採掘、天候やその使われ方などから年々イベントを開催するのが難しくなって来ており、この先もこの場所が使用出来るかどうかは疑問だ。願わくば何かしらの手段によって、この象徴的な場所を末永く使えるようにして欲しいものだ。
 
Written by Jensen Beeler