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★MotoGP2015インディアナポリスGP 木曜プレスカンファレンス ほぼ全文翻訳

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木曜に行われたレースウィーク突入の際のプレスカンファレンスをお届けします。チャンピオンシップの行方、トラックの改修、ブラッドリー・スミス選手の契約公開、ニッキーに対しては今後のキャリアの行方など、バラエティ豊かな質問がされていました。

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ニック・ハリス
「前半戦は良い戦いでしたが、後半戦に備えて準備は万端ですか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「休暇はリラックス出来ましたね。前半戦は良い調子でしたしチャンピオンシップ1位のままで迎える休みは良かったですね。後半戦は速いライダーも沢山いるわけですし、どのレースも大事な戦いになるでしょう。去年は良いレースが出来ましたけど、このトラックは自分の得意なサーキットでは無いんですよね。。」

「2014年は特に最初の10周はエキサイティングでした。何台ものバイクが互いに順位を入れ替えながら走っていたわけですから。後半に関してはマルクとホルヘのペースについていくことが出来ませんでした。最終的には彼らからはかなり離されての表彰台となりましたね。練習走行から決勝に備えるというこれまでの調子でレースを続けたいと思います。天候に関してはどうなるか待たないとわかりませんね。新しい路面のグリップに関しては未知数ですから。ドライのレースを望みますけど、コンディションに関しては今の段階ではわかりませんね。」

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ニック・ハリス
「ここではヤマハも良いスタートを過去にしていますが、基本的にはホンダが強いサーキットですよね。昨年もマルケスが勝利していますし。マルケスはドイツでも勝利していますし、ホンダは脅威になりますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「基本的にこのトラックはホンダが得意なトラックですよね。特にマルケスに向いたサーキットですしダニも過去に勝利していますよね。ダニはいつもここで速いですけど、マルケスは2連勝していますからね。昨年は2台のM1が表彰台に乗りましたので嬉しいですよね。1位ともそれほど離されていませんでしたし。ただあくまで過去のシーズンの出来事ですし、毎週違ったストーリーがありますから最大限の力を発揮するだけです。」

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 ニック・ハリス

「それでは次にロレンゾ選手。インディアナポリスでは何度も表彰台を獲得しており、2009年には優勝もしています。」
ホルヘ・ロレンゾ
「2009年は良いレースが出来ましたが、ここ最近は勝利に結びついていないですね。昨年のトラック改修によって、より流れるようなトラックになったので、一般的なことを言えばトラックはよりヤマハ向きになったと言えます。ただヤマハのバイクも良くなっていて過去5戦は非常に良い状態だったと思います。明日から開幕のレースが楽しみです。」

 

ニック・ハリス
「アッセンとドイツは簡単な戦いではなかったと思いますが。」
ホルヘ・ロレンゾ
「アッセンの序盤はそれまでのような良いフィーリングが得られませんでした。休み前の最後の4戦はタイヤの消耗がそれまでのレースとは少し違いましたね。恐らく今回もそうだと思いますが、新しい路面になっているわけですので、今までのような問題は起きないのでは無いかなと思っています。」

 

ニック・ハリス
「ホンダが強さを増していて、マルクはここで勝利を重ねているわけですが、チャンピオンシップにおいて最も注視すべきはロッシ選手なわけですよね。」
ホルヘ・ロレンゾ
「ヴァレンティーノがチャンピオンシップをリードしているわけなので、彼に注視するのは当然ですよね。ただマルクはどんどん調子が良くなっていますよね。ドイツでは問題もだいぶ解決されたようですし。ただ今年は自分たちも良いバイクがあってそのことをメリットに出来ますし、なおかつお話したように、このトラックはヤマハ向きになってきましたのでチャンスはあると思っています。」

 

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ニック・ハリス

「それではチャンピオンシップ3位のアンドレア・イアンノーネ。マルケスも調子を上げてきていてタフな後半戦になりそうですね。」
アンドレア・イアンノーネ
「今年の前半戦は素晴らしい結果ですし昨年から比べると大きく向上できたと思います。マルケスの調子が戻ってきたので、(※チャンピオンシップにおいて)彼の前に居続けることは難しいとは思います。ただ勿論ベストを尽くしますよ。」

ニック・ハリス
「Moto2でもここを経験していると思いますが、MotoGPでは簡単なサーキットでは無いと思います。」
アンドレア・イアンノーネ
「このトラックは楽しいけど同時に難しいですよね。多くのブレーキングポイントなどもありますし、自分のお気に入りのトラックとは言えません。昨年はGP14でそこまで悪くない走りが出来、今年はGP15という良いバイクなので期待は出来ると思いますし、チームとともにベストを尽くしたいと思いますね。」

ニック・ハリス
「夏休みはどうでしたか?」
アンドレア・イアンノーネ
「トレーニングをしたりという感じですよ。」

 

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 ニック・ハリス

「このトラックでは5連勝を狙う走り(※Moto2時代からカウントしてということだと思います。)になりますが、アッセン、ドイツでも復調してきましたね。」
マルク・マルケス
「かなり調子が良くなってきていたので、正直言って夏休みに入らずにもっとレースがしたかったんですよ。(笑)ミサノテストでバイクに変更を加えたんですが、それが良い方向にいきました。今回このトラックはヤマハ向きにはなりましたが良いレースが出来ると思いますよ。天候は運次第ですが、ベストを尽くして走りたいと思います。」

 

ニック・ハリス
「65ポイントの差がヴァレンティーノとの間にありますが、かなり大きな差ですよね。」
マルク・マルケス
「65ポイントはかなり大きな差ですが、自分は前半戦でかなりのポイントを失ったので、彼も後半戦で大きなポイントを失う可能性はありますよね。簡単ではないと思いますし大きな差があります。ただ前の2戦のように集中してベストを尽くしたいと思いますね。」

 

ニック・ハリス
「ミサノテストが上手くいったというコメントでヴァレンティーノが興味深そうに見ていましたが(笑)2014年型フレームを今後も使用するつもりですか?」
マルク・マルケス
「そうですね。2014年型フレームを使用するつもりです。テストでは色々と試した中で来年に繋がる発見もありました。フレーム以外では色々と変更を加えたんですが、このレベルの戦いになると、それで0.1秒、0.2秒速くなるなんてことは無理ですね。細かいことですがバイクは良くなっていますので、レースで助けになると嬉しいですね。」

 

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ニック・ハリス
「それではチャンピオンシップ5位のブラッドリー・スミス。8耐ではポル・エスパロガロと共に戦いました。」
ブラッドリー・スミス
「8耐に参戦出来たのは最高の夏休みの過ごし方だったと思います。ヤマハのために一つの目標のために戦ったわけですからね。」

 

ニック・ハリス
「耐久レースから帰ってきていきなりMotoGPバイクに乗るのは大変ですか?」
ブラッドリー・スミス
「そうでないと良いと願います。耐久レースでは70人のライダーがトラック上にいたわけですからね。ただR1とM1のフィーリングは良くにているので、あまり違和感は感じませんでしたね。」

 

ニック・ハリス
「2016年の契約については勿論待ち望んでいるのだと思いますが、鈴鹿8耐での貢献の後にそうした話はあったんでしょうか?」
ブラッドリー・スミス
「何かしらポジティブなニュースがあればと思うんですがね。自分はこの後もヤマハでやっていきたいというラブコールを送っているんですが、同じような熱意は帰ってきていないと感じます。今はただ待っている状態ですね。」

 

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ニック・ハリス
「手首の怪我の後、いろいろとあったわけですが。」
ステファン・ブラドル
「色々と先週は大変でした。アッセンでの手首の怪我もありましたからね。今回の決定に至るまではコンピューターの前に座ってひたすらEメールをしていました。最終的にアプリリアが彼らのバイクを開発するチャンスを与えてくれたんですが、明日バイクに乗るのが楽しみで仕方ないですね。」

 

ニック・ハリス
「手首の状態はいかがでしょうか?」
ステファン・ブラドル
「モトクロスの練習をしたんですが、特に問題は起きませんでした。新しいチーム、新しいバイクという大きなチャレンジになりますが、家でTVでレースを見ているよりずっと良いですから、明日が待ち遠しいですし、速くバイクを試したいですね。」

 

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ニック・ハリス

「ニッキー。インディそしてアメリカは色々な意味でホームと言えるレースになりますね。」
ニッキー・ヘイデン
「多くの歴史があり多くの伝統が宿る場所ですね。改修によってより二輪向きのサーキットになりました。路面も良くなりましたし、明日が楽しみですね。」

 

ニック・ハリス
「あなたのシーズンとしては今まで多くの怪我やトラブルがあったりと大変なシーズンを過ごして来ていますね。」
ニッキー・ヘイデン
「良くない結果の後の夏休みはあまり楽しい時ではありませんでしたが、後半戦も長いわけですから、結果が上向いていくことを願っています。」

 

ニック・ハリス
「今後の将来についてはどんな予測をしていますか?」
ニッキー・ヘイデン
「まだまだ将来については考えきれていません。今のところはライディングを楽しんでいるという状態です。バイクを走らせる仕事があって面白そうであれば、続けていきたいと思いますね。」
ニック・ハリス
「ニッキーありがとうございました。それでは私からは以上です。フロアからの質問をどうぞ。」

 

Q
「ヴァレンティーノとロレンゾに質問です。マルケスが調子を上げていますが、65ポイントの差があっても彼にシーズン優勝のチャンスがあると思いますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「あると思いますね。マルケスはシーズン前半で多くのポイントを失いましたけど、アッセンから彼は素晴らしい走りを復活させましたね。65ポイントは確かに大きな差ですが最終戦まで9戦ある状態ですので、集中を続けていきたいですね。昨年はヤマハは後半戦が強かったわけですけど、今年はバイクの進化によって昨年よりも戦闘力が高い状態です。ですので、毎戦(※優勝に向かって)戦っていきたいですね。」
ホルヘ・ロレンゾ
「チャンピオンシップを戦う上でマルケスを無視することは無可能でしょう。昨年のように何戦も彼が勝利する可能性はありますし、まだ9戦ありますので、それだけ多くのポイントを獲得出来る可能性があるということです。もちろん自分達がミスを重ねるということもあるでしょうしね。」

 

Q
「ヴァレンティーノに質問です。10回目のタイトル獲得のチャンスが近づいてきたわけですが、それに対して何を思いますか?エキサイティングなのかナーバスなのか?どんな思いでいますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「2009年以降こうしたことはなかったわけですから、チャンピオンシップのタイトルをかけて戦う事が出来て本当に嬉しいんです。怪我やDucatiでの苦労した時代など色々と大変な出来事がありましたからね。ヤマハに戻って徐々に戦闘力を高めていって、こうした速いライダーが沢山いる中で素晴らしいシーズンを過ごせているということは嬉しいですよね。」

 

Q
「今年の最後にタイトルを獲得出来たとしたら、それはキャリアの中で最も素晴らしいタイトルとなりますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「いや。」
Q
「それは何故?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「う~ん。自分にとっては2001年の最後の2ストローク500ccの時代に優勝したというのは、当時は若かったのもあって500ccのマシンに乗るのは夢だったわけだから、記憶に強烈に残っているんですよね。あとはヤマハで初めて勝利した2004年もそうですね。」

 

Q
「休暇はどのように過ごしましたか?トレーニングばかりしていたのか、リラックスして過ごしたのかどちらでしょう?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「皆と同じように最初の10日くらいはリラックスしてビーチに行ったりしてました。その後はトレーニングを初めましたね。このトラックは高速でマシンの向き変えが多いので、体力的にかなり厳しいトラックなんですよね。それにカレンダー上も次のレースとの間隔が近いですからね。ブルノではヨーロッパに戻ってのレースになりますから時間がないのもありますしね。」

 

Q
「ニッキー将来については不確定だと話していましたが、これからアメリカ人がMotoGPのステージに登場することはあるんでしょうか?」
ニッキー・ヘイデン
「そう願うね。今後アメリカ人ライダーが全く出てこないなんて事は馬鹿げているしモトアメリカが盛り上がって多くのライダーのバトルを通じてレベルが引き上げられることを願っているよ。」

 

Q
「マルク今年は追う展開のチャンピオンシップですが。(※というような事だと思います。。)
マルク・マルケス
「確かに昨年の状況のほうが良かったですよね。ただ今はバイクに乗っていて楽しいと感じることが出来るのが重要だと思います。昨年のプレシーズンテストのマレーシアではこのフィーリングは得られませんでしたから。オランダでこの感覚を取り戻して、過去2戦はこの感覚で走ることが出来ました。この状態で結果が付いてくると良いと考えています。」

 

Q
「ヤマハライダー質問です。ハミルトンがMotoGPマシンに乗りたいということですが、彼もモンスターのサポートドライバーと言えます。彼にM1を貸しても良いと感じますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「ハミルトンとはたまに話すんだけど、彼はいつも乗せてくれと言っていて、彼によると経験はあるからってことなんですよ。ただMotoGPマシンを乗る前にいくつか経験をしてからのほうが良いと思うんですよ。ただM1はとても乗りやすいバイクなので、パワーを少し落としてやれば乗れるんじゃないかなと思いますよ。」
ホルヘ・ロレンゾ
「彼はバイクが大好きなんですよ。彼はモトクロスも乗っているみたいですし、M1に高額な保険をかけた後であれば自分のM1を貸してもいいですよ(笑)」

 

Q
「毎年のチャンピオンシップで、マシンや顔ぶれやアプローチの仕方が異なると思いますが、今年のアプローチはどんな感じなのでしょうか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「まずは難しいというのがありますね。MotoGPではそのレースにどのような状態で挑むのかということが非常に重要ですから、プラクティスでミスをしたり100%の状態でレースに挑めなかったりすると、簡単にポイントを失ってしまいます。いつもポイントを獲得しようとは思いますが、どのライダーも経験豊富でこれといってウィークポイントが無いですし、これと言って苦手なトラックがあるわけでもありません。ホルヘもマルクもどのトラックでも速いですから、しっかりとポイントを獲得することが何よりも重要です。集中して予選に挑むこと、特に自分は予選が苦手ですからね。。難しいんですが、基本的に楽しいんですよ。」

 

Q
「マルク、このトラックで多くの成功を収めていますが、このトラック、イベントで好きな点、何かしら勝利のトリビアなどあるんでしょうか?」
マルク・マルケス
「ここもオースティンもいつもトラックに来ると最高の気分なんですよ。左周りのトラックなので得意なのかもしれません。個人的には改修前のトラックのほうが好きだったというのはあるんですよ。自分にとってはこのトラックはより難しいトラックになったと感じますね。路面も好きですし、楽しんでいますよ。」

 

Q
「皆がホルヘ、マルケス、ヴァレンティーノの事を話していますが、何か取り残された気がしますか?」
アンドレア・イアンノーネ
「今は凄く難しい時期だと感じますね。ヤマハもホンダもパフォーマンスが向上していて、自分もベストを尽くしてチャンピオンシップ3位を守りたいと思いますが、マルクも過去2戦で素晴らしい走りをしていますし大変ですよね。後半戦もベストの走りをして良い走りをしたいですね。」