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★Division Motorworks トライアンフ・スラクストン"Sage Rage"

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セージというのはシソ科の多年草のハーブのようですが、このセージグリーンという色をバイクのカウルに使うというアイディアは面白いですね。クラシックな見た目に非常にマッチするカラーリングですが、一歩間違えると大惨事になってしまいそうな色です。このカウルの内側に隠されたLEDウインカーのアイディアは面白いですが、日本だと即効で止められそうな気がしますね。。

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筆者はレトロなフェアリングを愛してやまない。ホンダの70年台のTTレーサーでもあったCR750に執着しているし、最近のカスタム車両でもその時代からの影響を受けたカスタムを探している。そうした車両を自分のinstagram(写真投稿型SNS)のフィードで眺めていた時、一台のセージグリーンの車両が目に止まった。これはカナダにあるDivision Motorworksのマイク・サドラー、そしてこの車両のオーナーであるパトリック・マクグレゴールの手によるものだ。Dunstallスタイルのスポーティーなフェアリングに物珍しいカラーリングが施されており、このトライアンフ・スラクストンは他のいかなる車両からも目立っていた。

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この”Sage Rage"は色々なカスタムのアイディアの中から生まれたもので、パトリックによると「昨年の夏に何杯か飲んで、バイクに関する雑談を友達としている中で考えついたプロジェクト」ということだ。これはLucky Cat Garageの"Sprintbeemer"、そしてDavid Rosenのスラクストンなどに影響を受けているそうだ。

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カスタムを始めた状態では、Rizomaのハンドルバーエンドミラー、ブリティッシュカスタム・ベーシックポアフォーマンスパッケージのエアーボックスとエアーインジェクション・リムーバルキット、predator製エキゾースト、フェンダーエリミネーターが付いているくらいで、このスラクストンはまさにノーマルそのままだった。

マイク・サドラー

Dunstallスタイルのフェアリングをアメリカで手に入れて、Gustafsson Plastics製のplexiスクリーンを組み合わせてから、このプロジェクトがスタートしたんだ。まずはカウルのマウンティングポイントをどうするかの計画を練った。ヘッドライトブラケットをスラクストンのフレームに合うように加工して、それに合わせて純正のクリップオンハンドル(※セパハンのこと)を延長ハンドルバーに合わせられるものに交換したんだ。ウインカーはかなり議論を重ねた後に今の形に落ちついたんだけど、2本のLEDラインがフロントフェアリングの後ろに取り付けられているんだ。フェアリングを良く見ると穴があって、そこからLEDが光るのがわかるはずだよ。」

(※これは凄くわかりづらいんですが、カウルとスクリーンの隙間のオリーブドラブ色のラインに穴があるのがわかりますでしょうか?おそらくこの裏にLEDラインが貼ってあって、ウインカーになっているということのようです。というか、ここまでわかりづらくてもOKなんですね。。)

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一ヶ月に渡る作業の後、今年の6月にこのバイクの最初のテスト走行が行われたが、全てがそこに当然収まっていたかのような素晴らしい出来であった。話はどのようなペイントを施すかという事に移り、マイクのアイディアであるセージグリーンにホワイトストライプ、ホワイトのゼッケンパネルというものが採用された。フェアリング、タンク、シートカウルは同色で塗装され、いくつかのグレーのデカールがバイクを飾っている。しかし、このバイクは完成後にさらなるモディファイを予定しており、シートの短縮化とさらに丸い形のテールカウルが与えられるようだ。

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www.returnofthecaferacers.com

The LUCKY CAT Garage