★ホンダ 北米市場でのスターターリレースイッチのリコール対象が45,000台超え

ホンダのスターターリレースイッチのリコール情報を以前お伝えしましたが、やはり北米市場にも影響がありました。今回は共通部品のリコールとあって対象台数が45,000台を超えています。

共通の部品を多くの車両で使用する事のメリットは大きい。ほとんど似た部品を何度も設計する必要が無くなるし、大量にオーダーする事でバリューディスカウントが効くようになる。マイナス点としては、そのパーツに不備が見つかった時にはリコールの対象台数が一気に膨れ上がることだ。

今回の出来事はまさにこれで、ホンダのバイクが使用していたスターターリレースイッチが、国際市場の中で大規模なリコール対象となった。(北米以外の市場については)既にお伝えしてはいたが、今回のリコールが北米市場にも影響を及ぼし、北米市場のリコール対象台数は45,153台に達した。

ホンダによると、スターターリレースイッチに正しくシーラントが乗っておらず、これがメインフューズの抵抗を増加させる原因となる可能性があり、これによって電子システムに必要なバッテリー電圧が足りなくなる可能性があるとのこと。結果としてエンジンの始動不能、走行中の場合はエンジンのストール、最悪の場合はスターターリレーから出火する恐れがあるようだ。

ホンダのディーラーは当該車両を調査し、問題のスターターリレーを交換する。今回のリコール対象となるモデルは下記のとおり。

2014-2015 Honda CRF250L
2015 Honda CB300F
2015 Honda CBR300R
2015 Honda CBR300RA
2014-2015 Honda Forza NSS300
2014-2015 Honda Forza NSS300A
2014-2015 Honda CB500F
2014-2015 Honda CB500FA
2014-2015 Honda CB500X
2014-2015 Honda CB500XA
2014-2015 Honda CBR500R
2014-2015 Honda CBR500RA
2015 Honda CBR600RA
2015 Honda CBR600RR
2014-2015 Honda CBR650F
2014-2015 Honda CBR650FA
2014-2015 Honda CTX700
2014-2015 Honda CTX700D
2015 Honda CTX700N
2015 Honda CTX700ND
2014-2015 Honda NC700X
2014-2015 Honda NC700XD
2015-2016 Honda NC700JD (NM4)
2014-2015 Honda Shadow models
2014 Honda ST1300PA (Police)
2014-2015 Honda VT1300CX (Fury)
2014-2015 Honda VT1300CXA (Fury ABS)
2014-2015 Honda VT1300CR (Stateline)
2014-2015 Honda VT1300CRA (Stateline ABS)
2014-2015 Honda VT1300CT (Interstate)
2014-2015 Honda VT1300CT (Interstate ABS)

By Dennis Chung

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