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★カワサキ 新型ZX-10Rを2016年に発表

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カワサキから新型のZX-10Rが登場します。9Rから大きく進化した暴れん坊の初期型から迷走期間が長かった10Rも、気づけばスーパーバイクのチャンピオンマシンですね。恐らくは11月のEICMAで、通常モデルとホモロゲモデルの2種類が発表になるんじゃないでしょうか。
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スーパーバイクのファンにとって嬉しいニュースが届いた。カワサキは2016年モデルとして完全新型のZX-10Rを発表する。

このニュースはドイツの信頼性のあるバイクメディアのSpeed Weekからのもので、カワサキのWSBKのチームマネージャーであるGuim Rodaにインタビューして得られた内容だ。

 

カワサキ WSBKのチームマネージャーGuim Roda

「新型のZX-10Rが2016年に登場します。コンセプトは同じですが、さらにコンペティティブなバイクになるでしょう。現状のルールが非常に厳しいですから、最初から車体の性能が高いという事が重要です。アプリリア、Ducati、BMWが今年モデルで取ったような手法で車体作りを進める予定です。」
 
Rodaが語っているのは、WSBKのレギュレーション上、各チームはメーカー出荷のストック状態からほとんどバイクを弄ることが出来ないという事を意味する。
つまり、各メーカーはストック状態で高い戦闘力を持つバイクを作らねばならず、これは既に登場しているヤマハのYZF-R1、DucatiのパニガーレR、アプリリアのRSV4RFを見れば明らかだろう。
 
という事は、2016年モデルのZX-10Rは200馬力近くを発生する高度にチューニングされたエンジンと、洗練されたエレクトロニクスを装備して登場するという事だ。
 
これはスポーツバイクのエンスージアストにとっては、毎週レースを繰り広げているWSBKバイクに非常に近いバイクが手に入るという意味ではありがたい事だろう。
 
しかし少なくとも北米に関しては、排ガス規制や騒音規制によって去勢されたラインナップを見ることにおそらくなるだろう。2011年のZX-10Rは北米で発売された時には馬力を削がれ、ホンダの公道走行出来るMotoGPマシンという触れ込みで登場したRC213V-Sは音量規制によって回転数の制限が設けられていた。
 
さて、2016年型ZX-10Rはどのようなバイクになるだろうか。願わくば欧州モデルと北米モデルが同じパフォーマンスを持っていて欲しいものだ。
Written by Jensen Beeler

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