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★MotoGP2015ドイツGP モヴィスターヤマハ プレスリリース

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決勝プレスカンファレンス翻訳がまだ終わっていないので。。ホンダに続きヤマハのプレスリリースをお届けします。ホンダに敗れたものの、チャンピオンシップにおいては圧倒的なリードを築いているヤマハの2人ですが、ロレンゾ選手は不満が残るレースになってしまいましたね。

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モヴィスターヤマハのヴァレンティーノ・ロッシは今週完璧な仕事をこなし、チャンピオンシップでのリードを伸ばした。チームメイトのホルヘ・ロレンゾもドイツぼGPファンにチケット代に見合うだけのスリルなレース展開を見せ4位で完走した。ロッシは6位からレースをスタートし、すぐさま5位に上がった。ロッシはアンドレア・イアンノーネを抜くのに手こずったものの、イアンノーネをパスしてペドロサに狙いをつけた。ロッシはその時点での最速タイムを出してペドロサを追っていたものの、リヤホイールのスネーキング(※スライドして左右に激しく振られこと)で肝を冷した。

ロッシは上手くバイクを制御したが、これによってロッシのペースが落ちることは無かった。ロッシは4周目に再び最速タイムを出し、その後の周回でペドロサのスリップにつけてペドロサをパスした。ロッシはその後チームメイトのロレンゾの後ろにつけターン12でロレンゾをパスするも、ロレンゾは次のコーナーで差し返す。ロッシがロレンゾをオーバーテイクするには、さらに一周が必要だった。ロッシはその後マルケスにターゲットを絞るも、マルケスは既に遥かに彼方に過ぎ去っていた。

 

その後ペドロサがロッシに接近し、ロッシはペドロサを6周に渡り抑えるも、17周目に3位に順位を落とした。ロッシは何とかしてペドロサに食らいついていこうとしたが、残り4周の段階でペドロサとの差は大きくなりすぎていた。これによりロッシはシーズン9回目の表彰台を獲得。トップとの差は5.608秒で3位で完走した。チームメイトのロレンゾは表彰台圏外の走りで、ファン、そしてライバルを驚かせた。ロレンゾは序盤4周に渡りレースをリードしたが、残り26周の段階でマルケスに抜かれ、その後のレースでロッシからのプレッシャーに晒される事となった。

 

ロレンゾはその2周後のターン12でロッシからオーバーテイクを受けそのすぐ後に抜き返すも、7周目にもとのポジションに戻る。その後はペドロサにも抜かれ、14周の段階で4位に順位を落とした。ロレンゾは結局トップから9.928秒遅れで孤独な4位完走となった。ロッシは3位獲得により、チャンピオンシップにおいて1位、179ポイントとなった。ロレンゾは13ポイント離されての166ポイントで2位。これからMotoGPは4週間の夏季休暇に入る。休み明けのラウンドは8/9にアメリカのインディアナポリスで開催される。

ヴァレンティーノ・ロッシ

「表彰台獲得は何よりも嬉しいですね。勿論3位以上の順位のほうがいいですけどね。今週はマルケスが強かったので、これ以上の順位は無理でしたね。大事なのはチャンピオンにおいてロレンゾよりも前の順位だったという事です。」

「今日のレースはとても良い出来だったと思います。ウォームアップの段階からバイクの調子が良くて、しっかりとプッシュする事が出来ました。確かに3ポイントしかリードを伸ばせていませんが、少しだけでもリードを伸ばすことが出来ましたね。これを上手く言い表すには、「ダニを負かそうとしていた」に尽きると思います。頑張ったんですけどね、最終ラップの彼は速すぎました。でもダニのスリップストリームの後ろについて走れたというのは、ロレンゾから逃げるには好都合でしたよ。」

 

「10周に渡ってペドロサに付いて行こうと努力したんです。ロレンゾが後ろで似たようなペースで走っているのはわかっていましたからね。今日の3位は大きいですね。それまではロレンゾの4勝で、彼は自分とのポイント差において28ポイントも稼ぎましたから。ですからアッセンの勝利、そしてここでロレンゾを抑えた事は非常に重要です。」

 

「これでようやく2週間の休みですね。今までチャンピオンシップに向けて全力で走ってきましたからね。2月の頭以来、ちゃんとした休みをとっていないんですよ。ずっと仕事をしてジム的トレーニングして、バイクに乗って。。本当にようやくリラックスして休めますね。」

ホルヘ・ロレンゾ

「リヤグリップが厳しいサーキットで、良い走行が出来てトップで周回出来ましたが、終わってみれば良かったのは序盤だけでした。ただ、これだけ内容の悪いレースで失ったのは3ポイントでしたね。リヤグリップが無くなり始めてからブレーキング時にリヤがあてにならなくなったので、ブレーキング開始位置がどんどんと前になってしまい、加速にも問題が出てしまいました。」

 

「これによってペースを維持することが難しくなりました。ウォームアップで短いほうのバイクを試さなかったのを後悔しています。あのバイクであればリヤにもっとトラクションとグリップをもたらしてくれたと思います。(※管理人注 スイングアームの長さのことだと推測しますが、ホイールベースやスイングアーム長は長いほうがスライド時の安定性は良いはずですが、どういう事でしょう。。何か分かれば別記事でお伝えします。)とは言え、もはや後の祭りです。ただ今回失ったのはたった3ポイントですから、チャンピオンシップを考えると悪くはないですよ。」

マッシモ・メレガーリ

「ザクセンリンクはタフなレースになるとわかっていました。しかし可能な限り多くのポイントを獲得することが目標でしたので、両ライダーともにチャンピオンシップを考えると素晴らしいレースをしたと思います。」

 

「ヴァレンティーノの走りは表彰台な相応しいものでしたし、ロレンゾは素晴らしいスターティングラップでしたし、表彰台が難しいとわかると、彼が出来うる最高の走りをしました。永いシーズン前半戦は数々の勝利など素晴らしい結果で、これからの休暇はチーム、そしてライダーの努力に相応しいものですね。インディアナポリスに今シーズンのタイトル獲得をかけて、再び戻ってきますよ。」

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