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★ドイツGP 木曜プレスカンファレンス

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今回の木曜のプレスカンファレンスはシーズンもいよいよ前半戦最後ということで、豪華なライダーラインナップとなりました。マルケス選手がアッセンのロッシ選手との接触に関して全く反省していないのが伺えますが、最終コーナーはチキンレースじゃないんだから。。などと考えてしまいます。
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木曜のプレスカンファレンスには7人のMotoGPクラスのライダーが顔を揃えた。
第9戦ザクセンリンクにはロッシ、ロレンゾ、マルケス、イアンノーネ、クラッチロー、アレイシ、ブラドルが顔を揃え話題はタイヤに関することが中心を占め、アッセンの最終コーナーに関する質問は驚くほどに少なかった。
 

ヴァレンティーノ・ロッシ

「開幕からの8戦の結果には満足しています。特に獲得ポイントに関してね。今回の9戦目が終わったところからシーズンも後半戦なので、今回もまた大事な戦いですね。良い所悪い所を再度じっくりと考えてみる重要なポイントになります。レースの後には夏季休暇もありますから、日曜まではレースにしっかりと集中していないといけませんね。(笑)」
 

ホルヘ・ロレンゾ

「この12年間このサーキットでは勝利した事がありません。最近のレースだと、(※勝ったことが無いのは)こことオースティンだけですね。勝ちに行くのに遅いも早いも無いですから、当然優勝を狙っていきます。」
 
「金曜の段階から良いペースでスタートをして、大きな問題なく良いフィーリングを感じる事が重要です。アッセンではいくつかのセクターで大きな問題が出てしまいました。ここでの目標は好調なスタートで、少しづつ改善を重ねていくことですね。」
 

マルク・マルケス

「自分にとってはアッセンは2つの転倒の後に獲得した表彰台なので、既に勝利と同じだと言えます。良い結果でしたし、再び高い戦闘力で戦えるようになりました。再び自信を持って走れるようになりましたし、今までのレベルでレースが出来るようになりましたね。」
 

アンドレア・イアンノーネ

「間違いなく最高のシーズン前半戦でしたね。これはGP15の性能の向上、そして自分自身のレベルの向上の成果です。昨年は非常に厳しい戦いでしたが、今年はトップ5で戦うことが出来ています。ザクセンリンクはとても変わったサーキットですよね。短いですし。でもGP15で走るのはこれが初めてですからワクワクしますね。GP15の戦闘力がザクセンリンクで高いことを願っています。」
 

カル・クラッチロー

「アッセンは6位でしたから、過去3戦のパッとしないレースから考えると、良いレースでしたね。チームは良い仕事をしてくれていますが、今の結果には全然満足していなくて、もっと良い結果が残せるはずだと思っています。ザクセンリンクは好きで自信のあるトラックなので、更なる改善を続けていきたいですね。」 
 

アレイシ・エスパロガロ

「今年から投入した新型のバイクでトップのライダー達と(※彼はいつもtop guysという表現を使いますね。)それほど離されずに戦えているというのは嬉しいです。」
 
「獲得ポイントに関しては満足していません。トップからは遥かに離されていますからね。率直な感想としてはスズキでの1年目はとても良いですね。どんどんと速くなっていますし、一番最初の立ち上がりの時期を考えると、誰もここまでスズキが速くなるとは思っていなかったんじゃないですかね。ビニャーレスも共に全力で取り組んでいますし、どこにどのような改善が必要なのか、しっかりと把握していますよ。」
 

ステファン・ブラドル

「ここで無理してライディングしようという事にはあまり意味がありません。パドックでスクーターにすら乗れませんからね。舟状骨の骨折なんですが、皆わかっているようにとてもトリッキーな部分ですよね。。月曜に手術をしたんですが、ドクターからは「レースをするなんてのは馬鹿げている」と言われてしまいました。」
 
マルケスはこの日、アッセンでの最終コーナーに関して簡単に質問に答えていた。
 

マルク・マルケス

「アッセンは既に過去の出来事です。今はドイツにいるんだし、これからのレースの事で頭が一杯ですよ。自分にとっては2位でも優勝に匹敵する価値があったんです。最終シケインでは色んなドラマがありますが、前回はヴァレンティーノからまた色々な事を勉強させてもらいました。彼はとても賢いし、自分もそこから学ぶ必要がありますね。(※原文ではロッシ選手に対してsmartという表現を使っており、ニュアンスとしては「狡猾さを見習わねば」というような皮肉を込めた意味合いになると思います。)」
 
ザクセンリンクは10の左コーナーに対して右コーナーは3しかない。(※原文記事は右左のコーナー数を逆に書いてありましたので、修正しました。)そのため、タイヤも大きな争点となる。ロッシはアシンメトリックフロントタイヤ(※左右のコンパウンドが非対称)に関して次のように述べた。
 

ヴァレンティーノ・ロッシ

「今週はフロントタイヤの選択が非常に重要になります。ブリヂストンはライダーの安全確保のために、あらゆる種類のフロントタイヤを持ち込むでしょうね。このトラックはフィリップアイランドの次にフロントにシビアなサーキットだと思いますよ。」