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★カタルーニャGP ブリヂストンプレスリリース

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タイヤメーカーであるブリヂストンが、今回のレースをどう捉えていたのか?という方向からの記事をご紹介します。ブリヂストンがMotoGPをサポートするのは今年で最後となりますが、日本人としては感謝の気持ちと同時に寂しさも感じますね。

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モビスターヤマハのホルヘ・ロレンゾはカタルーニャGPにおいてチームメイトのヴァレンティーノ・ロッシを引き連れて4戦連続の優勝を遂げ、その中でレプソルホンダのダニ・ペドロサは3位を記録した。2015年のカタルーニャGPはすべてドライコンディションの中で行われ、日曜は路面温度55度を記録しレースウィーク中で最も暑い一日となった。土曜の予選ではエクスタースズキのアレイシ・エスパロガロが 1'40.546でサーキットレコードを更新した。予選は過去のサーキットレコードが4回も更新されるという白熱したものとなった。

 

Q
「多くのライダーがトラックのコンディションに文句を言っていましたね。今回ブリヂストンではどのようにライダー達をサポートしていたんでしょう?」

 

ブリヂストンマネージャー シンジ・アオキ

「カタルーニャGPの路面は毎年悪くなっているので、今回はしっかりと準備をしてきました。昨年のレースから路面の張替えは行われていませんので、こうした状況は予想していました。トラックの2つの大きな問題は、ブレーキングゾーンにおける低い路面グリップと路面のバンプでした。我々は今回この事を考慮に入れてタイヤのアロケーションを決定し、今回はソフトなリヤタイヤを導入しました。」

「今回投入した3つのリヤタイヤのコンパウンドのうち、2つは今までのものよりもソフトなものでした。これらのタイヤが路面のグリップ不足を補う働きをしました。今回のレースでポイントとなったのは55°Cという高い路面温度で、これは昨年よりも15°Cも高かったのです。通常路面温度が50°Cを超えてくると路面グリップは大きく低下します。これによって路面状況は昨年よりも更に厳しいものとなりました。しかしながらレース全体のタイムは3.7秒昨年より速く、これは我々にとって素晴らしい結果となりました。」

 

Q

「ハードコンパウンドのフロントは4人しか使用していませんでしたが、もっと多くのライダーが使用すると考えていましたか?」

 

ブリヂストンマネージャー シンジ・アオキ
「今回のハードのフロントタイヤはカタルーニャでは初の投入となりました。このタイヤはシーズン開幕前テストで試していたんですが、その際のフィードバックが良かったので今回投入を決定したんです。このハードコンパウンドは以前のものより進化しており、今回この厳しい環境のトラックに投入するには最適だと判断しました。ただ、従来型のハードコンパウンドよりは良くはなっていたものの、どんどんグリップが悪くなり厳しい環境のトラックにおいてはミディアムコンパウンドのほうが好まれました。これは路面のバンプの衝撃吸収性とエッジグリップの高さが好まれた結果でしょう。Ducatiのライダー達はハードコンパウンドの安定性と耐久性を好んだということでしょうね。」

 

Q
「月曜日のグループテストではタイヤのサポートをしていたわけですが、2015年シーズンはどの段階までブリヂストンはこうしたテストのサポートを行うのでしょうか?」

 

ブリヂストンマネージャー シンジ・アオキ
「チームのプライベートテストのサポートは8月まで行います。ただ、グループテストという意味では今回が今年最後のサポートとなりました。今までのデータで、残り11戦においてチームをサポート出来るという確信は持てましたし、これからも新しい開発内容がシーズン後半に投入されます。今年最後となるMotoGPを最高の形で終えるというのが我々のゴールですよ。」

Bridgestone Press Release: Shinji Aoki On A Bumpy Barcelona Track And The End Of Testing | MotoMatters.com | Kropotkin Thinks