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★ブリヂストン カタルーニャGP向けのタイヤコンパウンドを発表

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昨年はマルケス選手にペドロサ選手が押し出される格好で優勝を逃したカタルーニャGPでした。例年激しい戦いが繰り広げられるカタルーニャですが、今年はどのようなレース展開となるのでしょうか。

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ブリヂストンはカタルーニャGPで利用可能となるタイヤのコンパウンドを明らかにした。

 

ドライ用のスリックタイヤはフロント、リヤ共にソフト、ミディアム、ハードから選択出来る。リヤはアシンメトリック(左右非対称コンパウンド)となる。
ウェットタイヤはハードとソフトから選択が可能。
 
バルセロナに位置するカタルーニャサーキットは、高速でチャレンジングなサーキットだ。全長4.7kmのハイスピードなサーキットは、そのコースの大半においてライダーに深いリーンアングルを要求し、強烈なブレーキングゾーンと路面からの暑さによって、カレンダーの中でも最もタイヤにとってチャレンジングなサーキットの一つとして数えられる。
 
タイヤの左右にかかる力が異なることから、ブリヂストンはアシンメトリックタイプのタイヤを供給。タイヤの右側は左側に比べて2段階ハードなものとなる。フロントは強烈なブレーキングで安定したパフォーマンスを発揮することが要求され、高速コーナーでの高いエッジグリップも同時に必要となる。
 
ホンダとヤマハファクトリーに供給されるリヤタイヤは、ミディアムとハードコンパウンド。その他のチームはミディアムとソフトコンパウンドを使用する。各チームともにフロントはソフト、ミディアム、ハードから選択が出来る。路面がタイヤに与えるダメージが大きいことから、カタルーニャGPはGPカレンダーの中でもハードのレインタイヤが使える4つのサーキットのうちの1つになっている。
 

ブリヂストン山田氏

「カレンダーの中でもタイヤに最も厳しいトラックの1つであるカタルーニャに戻ってきました。このサーキットの高速で流れるようなコーナーは近年のレースで実にエキサイティングなレースを生み出してきました。2007-2009年の優勝ライダーと2位ライダーとの差は僅かに0.1秒以下でした。」
 
「ここでのレースは非常に暑い天候の中で行われる事が多いのですが、暑いということはライダー、マシン、タイヤへかかる負荷が増加する事を意味します。レース後には今後の2015年シーズンのためのテストを行うチームのサポートを行います。今週末は毎年恒例のメディアチームによるブリヂストン耐久カートチャレンジも行います。このイベントは年々大きくなってきました。金曜に行われるこのファン向けのイベントには、GPライダーや多くのメディア関係者に参加してもらいたいですね。」
 

ブリヂストン青木氏

「カタルーニャサーキットは高速で長いコーナーが多く、マシンが深いリーンアングルのままで走行する場面が多くなります。ほとんどこうしたコーナーは右コーナーで、全体で8の右コーナーに対して、左コーナーは5つしかありません。そのためタイヤの右側に硬いゴムを使用したアシンメトリックタイプのリヤタイヤを投入します。」
 
「長時間バイクが寝た状態になりますので、タイヤの温度が非常に高温になります。こうした事から、このサーキットはレースカレンダーの中で最もタイヤに厳しいサーキットの1つとなっています。路面のグリップはそこまで高くありませんので、タイヤのエッジグリップ、ブレーキングでの安定性が求められますが、同時にタイヤの耐熱性も必要となります。特にフロントタイヤには、このサーキットの高速セクションにおけるパフォーマンスと安全性をライダーに提供するために、高いエッジグリップとブレーキングでの安定性が必要となります。」