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★It roCkS!bikes ヤマハXJR1300 DISSIDENT

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It roCkS!bikesが手がけるXJR1300のご紹介。タンクからテールまでモノコックのパーツ構成というのは、構造上もデザイン状も新鮮ですね。こういった構造を現代のバイクに採用する例というのはあまり無いと思うんですが、ペイントと相まって良い雰囲気が出ています。Yard Buit プログラムのコンセプトは”ポン付け”との事なので、日本でも大々的に販売店などで告知すれば、ある程度の数が売れるのではないかと思いますが、どうでしょう。。

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3年前ヤマハヨーロッパが初めたプログラムにYard Buit プログラムというものがある。(※管理人注 ヤマハが優れたビルダーにヤマハのバイクのカスタムを依頼し、ビルダー達はそのバイクに基づいたカスタムパーツを製作、販売出来るというもの)最初はWrenchmonkeesとともに始めたもので、それ以降、Deus、 Benders、 Marcus Walz、JvB-motoなど優れたビルダーの作品が次々に生み出されてきた。

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今回のDissidentはポルトガルのビルダーIt roCkS!bikesが手がけたもので、XJRシリーズの20周年記念を兼ねて素晴らしいカスタムバイクを登場させたわけだ。ヤマハのプロダクトマネージャーのシュン・ミヤザワ氏によると、ポルトガルのIt roCkS!bikesに依頼するという行為はギャンブルだったという。

ヤマハ シュン・ミヤザワ氏

「彼らは一緒に仕事をしたいと考えていたビルダーのうちの一つだったんです。XJR1200、1300のカスタムを見る限り、彼らがオリジナルのハートを失わずに素晴らしいバイクを作れるという事は明らかでした。」

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Yard Builtのコンセプトはマシンを切ったり、溶接をしたりせずにカスタムするということ。いかにカスタムパーツを取り付けることでカスタム出来るかということに重点が置かれている。

Dissidentはモノコック、つまりワンピースのタンク/シート/テールのユニットを採用しており、これには精密な作業、技術を要する。このバイクは三叉からテールまで手作業で仕上げられており、LEDライトを採用する。サスペンションはYZF-R1のものに改められ、XJR1300のステアリングに合うようにモデファイされている。ターンシグナルとバーエンド、ダッシュボードはMotogadget製。これらがCNCマシンニングのアルミニウムブランケットに取り付けられている。クリップオンハンドル、グリップ、ステップ、ペグなどはLSLのものだ。

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ブレーキはISRを採用。マスター・シリンダー、340mmのディスク、6ピストンキャリパーなどもカスタムされている。ホイールは17インチのスポークホイール、タイヤはピレリのAngel GT sport touringを履く。タンクキャップはモンザスタイルの物を使用し、新しいシートを採用している。

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エンジンの両サイドのカバーは軽量のアルミニウム製。ガラス窓があるものでエンジン内部を覗くことが出来る。コンパクトなオイルクーラー、カスタムの4-2のステンレス製エキゾーストなども装備する。ペイントは最小限にシンプルなものだ。ヤマハのクラシックな70-80年代のカラーリングパターンを採用し、パールホワイト、ブラック、ゴールドという塗り分け、そして勿論伝説的なスピードブロックも再現されている。

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It roCkS!bikesはこのバイクに関するカスタムパーツを少量ながら生産を初めている。XJR1300オーナーにとっては嬉しい知らせだろう。コンタクトは彼らのFacebookページから。なおこのバイクは週末にロンドンで開けれるイベントで展示される。

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