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★ル・マンGP決勝プレスカンファレンス ロレンゾ「2勝目は大きな自信」

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ヘレスに続いて完璧な走りを披露したロレンゾ選手。ロレンゾ選手の場合、決勝で良い結果が出る場合は、練習走行の段階から安定して速いですね。こんなに安定して強いロレンゾ選手を見られるのは久々ですね。

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ニック・ハリス

「ホルヘ、ヘレスのような素晴らしいスタート、そしてリードを築いての素晴らしい走りでした。」
ホルヘ・ロレンゾ
「良いスタートでしたね。ドヴィヅィオーソのほうが良いスタートでしたが、1コーナーでシケインに向けて良いオーバーテイクが出来ました。かなりブレーキで突っ込んだんですが、マルケスはさらに突っ込んできましたね。あれじゃ間に合わないと思いました。その後は序盤2周で1秒のリードを築くことが出来ました。嬉しかったですね。」

周回を重ねるごとにそのリードが大きくなっていったので集中して、もっと良いランディングを心がけました。リードが1.4、1.8と広がっていったんですが、ヴァレンティーノが2位に上がって徐々に追いついてきました。ですから、さらに良いランディングを心がけて、ブレーキングポイントも遅くしましたし、コーナーもさらにアグレッシブに攻めるようにしました。こういったライディングのお陰で再びギャップを開く事ができたんです。2勝目は大きな自信になりますね。でもこれは今シーズンの自分たちのポテンシャルの証明でもあります。特に決勝においてバイクの調子が良いですよね。今のこの最高の状態を活かしたいと思います。」

 

ニック・ハリス
「チャンピオンシップでは2位でヴァレンティーノからは15ポイント差となりました。これもまた自信に繋がりますよね。」
ホルヘ・ロレンゾ
「過去2戦はミスもなく良い走りが出来ていると思います。でもヴァレンティーノは今シーズン最高のスタートをしています。彼の場合予選までは何かしら大きな問題を抱えているんですが、決勝で最大の力を発揮して常にコンスタントなタイムを出してきます。チャンピオンシップにおいてのポイントを縮めていくのは非常に難しいと思いますね。次のムジェロは自分の好きなトラックですが、ヴァレンティーノも速いですしDucatiにとってはホームコースです。今年は面白い戦いになっていると思います。今の段階ではこの勝利、シーズン2勝目を祝いたいと思います。」

 

Q
「20周以降はタイヤの持ちがどの程度になるかというのは未知だったと思うんですが、実際のところいかがでした?またどうやってグリップを最後まで保たせたんでしょうか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「レース前はフロントタイヤの右側の摩耗が気になっていました。決勝は14時スタートですし、燃料タンクは満タンでブレーキングも激しくなりますからね。周回を重ねるごとに心配は増していったんですが、ラッキーなことに最後までタイヤのグリップは大きくは変わらなかったですね。最後のほうはコーナーのエントリーの仕方を変えてタイヤを酷使しないように気を使っていました。他のライダーの中にはフロントのグリップに苦しんでいたライダーもいたようなのでラッキーだったと思いますね。コーナーのミドルでタイムを失っていたのではフロントタイヤの問題なのかなという気付きがありましたね。(※この最後の一文の訳は自信ありません。。)

 

Q
「3人に質問ですが、マルケスは苦戦しているように見えますか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「ヘレスまでの3戦ではヴァレンティーノに離されていて、自分の状態は危機的だと言われていました。ただここにいる選手たちは才能に恵まれているわけですから、マルケスも必ず戻ってくるでしょうし優勝もするでしょう。今はポイントのアドバンテージがありますが、これを維持できるように集中しないといけません。ホンダは昨年と同じか少し良くなっていると思いますよ。ただ、ヴァレも話していたようにヤマハも特にブレーキングで良くなっていて、(ブレーキングに続いての)コーナリングスピード、コーナーの脱出速度というヤマハの長所が強くなっていますね。」