気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★ホンダから新型CRF1000Lアフリカツインが登場。

Sponsored Link

CRF450RALLYほどの迫力は無いものの、市販モデルとしてはかなり頑張ったほうではないでしょうか。旅に出るバイク、冒険するバイクなんて信頼性が良いに決まっているわけですから、ホンダがそうした種のアドヴェンチャーバイクを本気で出してきたということは、間違いなく世界中で大ヒットとなるでしょう。BMW R1200GSあたりとガチンコで勝負して欲しいですね。

(※2015/05/13追記 昨日はCRF1000Fと言う名称で情報が出まわっていましたが、CRF1000Lと改められました。また登場時期も2016年となるようです。)

f:id:teletele916:20150512215253j:plain

ホンダは新型のアフリカツインのオフィシャルイメージ、そして技術詳細を公開した。
ホンダはコンセプトバイク”True Adventure”として昨年11月にミラノで開かれたモーターサイクルショーでこのモデルを発表していたが、このモデルが市販されるのか?等についての詳細は明らかになってこなかった。今回の発表で、ホンダはこのモデルをCRF1000Lアフリカツインと呼称し、2015年の終わりには店頭に並ぶということを明らかにした。

CRF1000Lアフリカツインの特徴

・1000ccパラレルツインエンジン
・オフロード走破性を重視
・デュアルクラッチトランスミッションをオプション装備
・スポークホイール
・2015年秋には店頭に並ぶ

→2016年の初めと訂正されました。

ホンダのNXR750Vは1980年台に登場したパリダカマシンで、1986年、87年、88年、89年の優勝マシン。アフリカツインは1988年にこの成功を祝して発表されたモデルで、パリダカの優勝マシンから名前を拝借し、V型エンジンを搭載していた。

XRV650が登場した2年後、ホンダは排気量をアップさせたXRV750を発表。このモデルは2度のアップデートを受けて2003年まで製造された。先代モデルは若干オンロード向きに調教されていたものの、新型のアフリカツインは完全にオフロード向けに作られていると言える。スタイリングはCRF450RALLYによく似ている。

f:id:teletele916:20150512215335j:plain

ハンドルバーは高く、ワイドでファットだ。ハンドガードはスタンダードで装備され、ペダルはオフロード用のワイドステップだ。見たところロード用に直ぐに取り外せるラバーが衝撃吸収のためにステップに装着されているようだ。ホイールはスポークホイールで、スタンダードタイヤはある程度の路面であれば対応出来そうなもの。ペータルタイプのブレーキディスクは泥を落とすのに効果的である。オールデジタルのダッシュボードはロードブックとともに使いやすそうなものであるし、satnav(サテライト・ナビゲーション・システム)は恐らくオプションで用意されるだろう。

 

多くのファンはエンジンがV型で無いことにガッカリしているだろうが、パラレルツインのエンジンはV型エンジンに比べて沢山のメリットがある。まず第一に製造コストが安い。これによってホンダは販売価格を抑えることが出来る。そしてそれによって高価なオプションであるデュアルクラッチトランスミッションなどのオプションが可能となる。
第二にこのレイアウトのお陰で、シリンダの後ろにエレクトロニクスやその他のコントロールシステムを美しく配置することが出来る。これによって転倒時のダメージ軽減、そしてマスの集中化に貢献出来る。第三にこのバイクで冒険している時にトラブルが起きた際の対処がより簡単になる。


ホンダはロードモデルのデュアルクラッチトランスミッションにおいてパイオニアと言える存在だ。2010年から合計で35,000台もの販売を行っている。しかしながら、新型アフリカツインはホンダが初めてデュアルクラッチトランスミッションをオフロードにオプションで採用するモデルとなる。これはオフロードにおいては革命的な事であり、ライダーはブレーキングとステアリングに意識を集中出来るということになる。操作はボタン操作でのシフト操作か、フットレバーでのシフト操作かの切り替え式、もしくは完全な自動となると予想される。歩くようなスピードでの操作、走破が難しい地形での操縦におけるストールの可能性を劇的に軽減させる仕組みと言えよう。

 

ホンダがこのモデルのプロトタイプに与えたTrue Adventureという名前が、この新型アフリカツインがどのようなバイクであるかを良く表している。これはアルミ製パニアを付けた見せかけだけのバイクではなく、本当の意味でのアドヴェンチャーバイクなのだ。

ロードもオフロードも、どのような路面であっても同じような状態で走破出来る、どこにでもライダーを連れていってくれるバイクなのだ。

www.motorcyclenews.com