★MotoGP2015 ル・マンGPプレビュー
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チャンピオンシップが白熱している今シーズン。ヨーロッパラウンド2戦目はフランスのル・マンです。ペドロサ選手の復活、マルケス選手の怪我の回復、絶好調のロッシ選手、調子を取り戻したロレンゾ選手、安定して速いドヴィヅィオーソ選手、存在感を発揮しているクラッチロー選手。そしてパワー不足ながらトップ7が見えているアレイシ・エスパロガロ選手などなど、見どころ満載です。
MotoGPパドックは伝説的なル・マンサーキットへと向かう。ル・マンでGPレースが初めて行われたのは1969年。それ以来27ものGPレースが開催されてきた。しかし今回のレースほどエキサイティングなものは少ない。
モビスターヤマハのヴァレンティーノ・ロッシはチャンピオンシップポイントにおいて15ポイントのリードを保持しているが、2008年以降ル・マンでの勝利は無い。ヘレスでは8位スタートから3位表彰台を獲得したロッシは、2002年、2005年、2008年に優勝し、昨年は2位で完走したル・マンでのレースに自信を持っているだろう。
チームメイトのホルヘ・ロレンゾは34回目のMotoGPクラスの優勝を完璧なレース展開で飾った。ロレンゾはシーズン開幕からの悪循環から抜けだしたようで現在ランキング3位、ロッシから20ポイント差である。彼もまたル・マンでは勝利しているライダーであり、250ccクラス時代の2007年に優勝、MotoGPクラスでは2009年、2010年、2012年に優勝している。
レプソルホンダのマルク・マルケスはル・マンで完走したレースにおいては表彰台を逃したことが無い。彼は昨年優勝しており、ロッシからは26ポイント差でチャンピオンシップ4位につけている。また指の回復にも十分な時間がある。ル・マンにはマルケスのチームメイトのダニ・ペドロサも戻ってくるとみられ、彼もロレンゾと同様に過去に4回、125ccクラス時代に1回、250ccクラスに2回、MotoGPクラスでは2013年に優勝している。
Ducatiのアンドレア・ドヴィヅィオーソはル・マンでは2010年、2011年に表彰台に上がっている。Ducati自体はロッシが走った時に2位を獲得しているが、ル・マンでの優勝は無い。ドヴィヅィオーソはチャンピオンシップにおいては2位につけており、ロッシからは15ポイント差。イアンノーネはヘレスの予選で素晴らしいパフォーマンスを見せたが、昨年のル・マンでは2周めに転倒しており、彼自身のル・マンでの最高位は11位だ。
エクスタースズキは健闘しており、今シーズンは両ライダーが10位以内で完走出来なかったのはヘレスだけだ。アレイシ・エスパロガロは昨年のル・マンを9位で完走しており、ヴィニャーレスは、Moto3クラスで2013年に優勝している。LCRホンダのクラッチローは昨年のル・マンを1周めのトラブルがあったために11位で完走。彼自身は2013年に表彰台に登っている。
モンスターテック3ヤマハのポル・エスパロガロは昨年のル・マンを4位で完走しており、表彰台を0.4秒で逃した。ブラッドリー・スミスは昨年10位で完走しているが、現在のランキングはポルよりも上位の7位につけている。
MarcVDSのスコット・レディングはMoto2クラスで2013年に優勝、昨年のMotoGPクラスでは12位で完走している。プラマックのヨニー・ヘルナンデスは昨年13位。ヘレスではレディング、ペトルーチ、ヴィニャーレスとともにエキサイティングなバトルを展開した。
Avintiaのバルベラは現在オープンクラスでのポイントスタンディングでトップに立っている。ル・マンGPは今週金曜日、現地時間9:55よりFP1が開始となる。