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★MotoGP2015 アレイシ・エスパロガロ「ル・マンは苦戦するだろう。」

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スズキもシームレスギアボックスを開発中という話でしたが、いつ頃の投入になるんでしょうか。このあたりのスピードの差は、ベースが同じRSV4でWSBKでずっと戦ってきているアプリリアのほうが早いのは仕方ないのかもしれません。ライダーの頑張りに報いるように、開発も最大限のスピードで頑張って欲しいところです。

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アレイシ・エスパロガロは自身のホームレースとなる6月のカタルーニャ戦において、スズキがさらに進化したエンジンとギアボックスを登場させることを願っている。

GSX-RRは加速力とトップスピードにおいてライバルに劣っており、近いうちにシームレスギアボックスを装備しない唯一のファクトリーチームになってしまう。(※アプリリアは月曜日のテストにおいてシームレスギアボックスを投入している。)エンジンやギアボックスの進化がない限り、エスパロガロはコーナー出口でロスを取り戻そうとするしかない。月曜日のヘレステストで4番手タイムを記録したエスパロガロは次のように語る。

アレイシ・エスパロガロ

「バルセロナは好きですね。昨年のレースは自分のキャリアにおいて最高の一戦でした。トップの選手達と接近した戦いが出来ていました。バルセロナではエンジンとギアボックスに関して何らか新しいものが欲しいと思っています。」


「誰もがスズキが必要としていることを理解しています。ただ思うに、スズキはパワーを手に入れる前の今のパッケージでも、さらに戦闘力を上げることが出来ると思うんです。色々と良いアイディアがあったので、クルーチームのトムと共に今日はトラクションを向上させるべく、様々なセッティングを試しました。少なくともコーナーの出口だけは他のバイクと張り合えるようにね。というのも、タイヤが新品のうちは良いんですが、タイヤのグリップが落ちてくると前のバイクとの差が開いていくんです。ここを改善する必要があります。おそらく問題はバイクのジオメトリーとエレクトロニクスだと考えています。」

 

「トラクションコントロールも問題を抱えています。エンジニアとともにこの問題を回避すべく努力しています。トラクションコントロールなしでのテストもしてみましたが、スピンばかりしてしまってダメでした。レースは残念でしたね。ハードのフロントタイヤでいくべきでしたね。レースでつけを払わされました。フロントの動きが落ち着きなくて早く走るどころではなかったですよ。今朝はすぐに38秒台で周回できました。でも、逆に凄く頭にきましたよ。月曜のテストのほうがペースもフィーリングもはるかに良かったです。」

 

「新しく試したスイングアームは加速時の安定性が増しました。ライバルに比べて馬力が低いので、加速力は他のバイクよりも良い必要があるんです。そこが足りない部分なんです。その部分に関しては改善が出来ませんでしたが、テスト全体に関しては満足しています。20周以上を走行して、ペースは0.2〜0.3秒速かったですから。」

 

「ル・マンはとても厳しい戦いになると思います。ほとんど停止状態に近いコーナーからの加速の連続ですから、スズキのバイクにとっては苦手なサーキットになると思います。強烈な加速が必要で、さらにスズキはシームレスギアボックスがありません。きっと苦労すると思います。それにル・マンというサーキット自体、自分が好きなサーキットではないんですよね。自分は高速サーキットが好きなんです。タイトコーナーは苦手ですね。ここは改善しないといけませんけど、どうなることやら。」

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