★スズキ コンセプトモデル「リカージョン」追加情報
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リカージョンに関する追加の情報が出てきましたのでお届けします。この記事自体もスズキがUSPTO(USパテントオフィス)に登録した情報を見ながらの推測記事なので、登録内容を読んでもよくわからない部分については触れていません。管理人も気になってUSPTOに登録されているこのパテント情報を探しあてて読んでみました。今回のパテント情報を読む限り一番良くわからんのは、FIG9の部分。
FIG9の図で26はエアクリーナーなんですが、パテント登録情報にあるPDF文章を読むところによると、FIG9の中の17a(17)と示されているパーツは、ピボットフレームと呼称されており、中空構造で26のエアクリーナーと繋がるL字型のエアの通り道36、36Bと繋がっているとのこと。謎は深まるばかりですが、市販化への期待が高まります。
先月、スズキのターボチャージャー搭載のコンセプトモデル「リカージョン」のパテント登録に関するニュースをお伝えしたが、このモデルに関する新たなパテント登録があったので続報としてお伝えする。
ただ、詳細をお伝えする前に他のサイトが伝えているような情報に関して触れておくと、メーカーのパテント登録はこうしたコンセプトモデルが市販化される事をダイレクトに意味するものではない。2つのパテント登録はこうしたコンセプトモデルの背後にある技術情報をある程度明らかにしてくれるが、それ以上このモデルの市販化の可能性を伝えるものではない。
基本的にメーカーは新技術に関するパテント登録を随時行っており、そうした技術が転じてコンセプトモデルになることも多い。こうした情報を追うのは面白いし、メーカーが今どういった事を考えて開発を進めているのかを理解する良い手がかりとなる。
今日USPTO(USパテントオフィス)に登録されたスズキのパテント情報だが、内容自体は2014年10月6日にまとめられたもののようだ。イラストはコンセプトモデルのハーフフェアリング、フェンダー、ブレーキなどが見て取れる。
最初のパテント情報はインタークーラーのデザインに関するものだったが、今回のパテント情報はターボチャージャーの位置、マスの集中化に繋がる各構成パーツの配置などに関するものだ。ターボチャージャーはラジエターの下、フロントホイールの後ろに位置しており、パテント上では”プロテクティブカバーリング”と呼称されるようだ。エアボックスはエンジン下に位置しており、マスの集中化、ターボチャージャーから伸びるパイプの長さの短さに貢献している。
新しいパテント情報からはフロントのハーフカウルに位置するインテークダクト(FIG16の122a/122b)も見てとれる。
果たしてこのモデルは市販化に漕ぎ着けるだろうか?技術的には可能と言えるが、実際の市販化を迎えるにはこうしたパテント登録のデザインの登録において、ターンシグナルや、もう少し現実的な形のブレーキディスク、そしてパッセンジャーシートなどを確認出来るまで待たねばならないだろう。
※USPTOへの登録内容です。興味ある方は是非。