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★BMW K100カフェレーサー

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試乗評価など見る限りだと車みたいで面白くないという評価が多いK100ですが、ここまで改造されてしまうと、もはやK100というか別の乗り物って感じです。ナンバーがだいぶやんちゃな位置についておりますが、海外はこういうの緩いんですかね。

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よくバイクに乗ることがセラピーの一環になると言われるが、ジェフ・バラルディの場合、レースアクシデントで背中をひどく痛めた後、BMWK100カフェレーサーを作ることが彼自身を正気に保つために必要だったようだ。

ジェフ・バラルディ

「半分までこのバイクを作り上げた段階で、オフロードレースでL1脊椎を痛めてしまって、半分体が麻痺しかかってしまったんだ。このBMWを完成させることが、肉体的にも仕事上も良いセラピーになったんだよ。もう一度バイクに乗れるかなんてわからない状態だったんだ。でも今こうしてバイクに乗れるということは本当に素晴らしいよね。」

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「バイクを自分でビルドするのは今回が初めてだったんだ。色々とカスタムバイクの製作の番組をテレビで見て刺激を受けたんだ。いつも自分が作っているのはレーサーだとか、オフロードバイクだからね。だからこうしたカスタムバイクを作るというのは少し勝手が違ったよ。こいつで一番好きなのはドライブトレインなんだ。こいつはまるで小さい車なんだよ。水冷4気筒エンジンにオルタネーター、ドライクラッチという構成だからね。」

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「シャフトドライブに片持ちスイングアームというのもいいよね。4cmほど着座位置を下げているんだ。フロントエンドを丸ごと交換したり、そこにやたらと資金をつぎ込むのも嫌だったんでね。オリジナルからは色々で36kgぐらい軽くなってるんだけど、そのお陰でものすごく良く止まるよ。」

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ジェフがベースにしていた車両は彼と同じ生まれ年の1984年製K100RS。ジェフは耐久性抜群の998ccのエンジンはそのままに、信頼性の確保の為にオイルポンプ、ウォーターポンプの接続部を作りなおしている。

エキゾーストはステンレス製のワンオフ品。出口は右側にされ、ストックの状態よりもかなり短くなっている。スムーズなスロットルレスポンスを実現するために、フューエルインジェクターは4穴タイプに変更されている。

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角ばったボディワークは取り払われフレームは短く加工されている。Odysseyバッテリーが新たに作られたシートカウルに収まっている。ブレーキはブレンボのキャリパーとマスターシリンダーを採用。Boschのエレクトロニクスとザックス製ショックが合わせて採用されている。フロントフォークはBMWショップの協力を得て分解後、プログレッシブスプリング(不等ピッチスプリング)がインストールされている。

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ブレーキラインはステンレスブレーキライン、ワンオフのステップ、速度系とタコメーターなど、レーサーを作っていた彼ならではのカスタムが見受けられる。サイドスタンドは停車時に片持ちスイングアームが映えるように、車体右側に移動されている。

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