★アメリカズGP 決勝後プレスカンファレンス翻訳 優勝マルケス
Sponsored Link
かなり余裕で逃げ切っていたかに見えたマルケス選手ですが、フロントタイヤのグリップには苦しんでいたようです。予選でのトラブルについて聞かれて素直に答えそうになるあたり面白いカンファレンスでした。
ニック・ハリス
「今シーズン初の表彰台で、ここオースティンでは3連続の優勝ですね。」
マルク・マルケス
「カタールでは1コーナーでミスをしてしまいましたね。レースではいつも何があるかわからないとは言えね。今週は最初からしっかりと集中して挑むことができました。夜中に降った雨のお陰でグリップレベルが変化していたので、序盤は難しかったんですが、その後ペースを掴んでからは練習走行の時のように良い調子で走ることができました。後続とのギャップを開いてそのまま逃げ切ることができました。」
ニック・ハリス
「今年のチャンピオンシップは、今ここに同席しているヴァレンティーノ・ロッシ、アンドレア・ドヴィヅィオーソが存在感を発揮していますね。」
マルク・マルケス
「今年のチャンピオンシップは面白いですね。ヴァレンティーノもドヴィヅィオーソも上位にいて自分もカタールで5位から今回の優勝ですからね。でもバイクの調子は良いですし、今回の優勝で自分もチームも自信を取り戻す事ができました。」
ニック・ハリス
「アルゼンチンは休み無しですぐに開催となり、まったく違う種類のレーストラックですね。」
マルク・マルケス
「ええ。優勝を楽しんですぐにまたレースですからね。今週は天候によって路面のコンディションの変化もあったり難しいレースとなりました。アルゼンチンもまた難しいレースとなると思いますが、FP1から戦闘力を発揮していきたいと思います。」
Q
「今日のレースで一番面白かった部分はどこですか?また、今日の勝利は困難でしたか?」
マルク・マルケス
「ヴァレンティーノも話していたように、今日のレースを楽しんだライダーはいないんじゃないですかね。今日は常にフロントタイヤにビクビクしながら走ってましたから。昨夜の雨でトラックのコンディションも変わってしまいましたしね。自分も今日は100%の力では走れませんでした。100%安心してプッシュすることが出来ないとやはり怖いですよね。」
「今日のレースで最も大事だった瞬間はドヴィヅィオーソをパスした瞬間でしょうね。フロントタイヤをセーブするために、ちょっとプッシュしたんですがプッシュし過ぎないように気をつけました。その後3秒ほどアドバンテージを作ることが出来たので、そのギャップを維持できるように走りました。」
Q
「レース開催が遅れた時に何を考えていました?」
マルク・マルケス
「ただ、天候を心配してましたね。開催が遅れたので雨かなと思ったんですが、そんなことも無かったので落ち着いていました。」
Q
「昨日話していたバイクの警告灯の話ですが、エンジンなのかギヤボックスなのかわかりましたか?」
マルク・マルケス
「まだわから...あ、この件に関しては話しちゃダメなんだったw(会場大爆笑)今はメカニックが原因を解明中で、そのために3台目のエンジンを使っています。今のところ問題は無さそうということですね。」
Q
「3年連続優勝ですけど、このトラックは特別って感じですか?」
マルク・マルケス
「アメリカのトラックは相性が良いんですよね。オースティンだけではなくてラグナセカもインディアナポリスもね。でもこのトラックはなぜか相性が良いですよね。多分左周りのサーキットだからというのもあるかもしれませんね。自分はダートトラックをやっているんで慣れていると思うんですよ。今後も勝ちたいですね。」
Q
「今年のレースはトップ6台で争われると言われていますが、それについてどうですか?」
マルク・マルケス
「今までは簡単にトップ4台に残れたんですけど、今年からはそうはいかないですね。ちょとしたミスで、直ぐに5位とか6位になってしまいますからね。でも、このほうが最後までレースの行方がわからないから面白いですし、よりフェアですよね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「ダニが抜けてしまったので今や5台というのが正確かな。自分にとってはあまり状況は変わっていませんね。とりトップを勝ち取るのが難しくなったと感じています。ミスをしたりバイクが仕上がらなかったりすると、より多くのポイントを失うようになるでしょうね。」
Q
「今の段階ではヴァレンティーノとアンドレアがいますが、今後ずっと彼らが上位に来るでしょうか?」
マルク・マルケス
「ヴァレンティーノは経験豊富ですし、ドヴィヅィオーソのバイクも後ろについて走ってそのポテンシャルが高いことは直ぐにわかりました。この後も強敵になると思いますが、きっとホルヘも加わってくるでしょうね。」