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★アメリカズGP マルケス「Q2のラストラップは100%の力で我武者羅に走った」

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アメリカズGPの予選後プレスカンファレンス翻訳ですが、かなり長くなったので選手ごとに分割してお届けします。

マルケス選手のQ2のラストラップの走りは実に見事でしたね。しかし、マルケス選手も述べていますが、ピットに全速力で帰るマルケス選手、ピットで準備を完璧にして待っているチームの総合力が合わさった結果と言えますね。

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ニック・ハリス

「マルケス選手、ラストラップは物凄かったですね。とてもエキサイティングだったんじゃないですか?」

マルク・マルケス
「そうですね。アドレナリン100%って感じでしたね。明日はトリッキーなレースになりそうですから、この位置を勝ち取れたのは大きいです。明日の天気もどうなるかわかりませんからね。」

 ニック・ハリス

「メインバイクが最後になってトラブルが発生しましたが、何か警告灯みたいなものが出ていたんですか?」

マルク・マルケス

「警告灯が走っている間に出ていたんですよ。年間5基のエンジンなので直ぐに止めないと行けなかったんです。ホームストレートで直ぐに止めてセカンドバイクを取りにピットウォールを乗り越えて走っていったんです。メカニックがセカンドバイクをちゃんと用意してくれていたので、セッティングは完璧では無かったですけど、そんなのは関係なく走りましたね。その時点で7位からポールポジション獲得でしたので、レースに備えて重要なことですよね。」

 

ニック・ハリス
「ラストラップで危うい瞬間がありましたね。」

マルク・マルケス
「ラストは本当に100%で走りましたからね。縁石に後輪が乗っている状態でスロットルを開けすぎて、もう少しで転ぶところでした。あれで0.1秒は損してますね。ラストラップは本当に100%で走ったので、ベストラインを維持するような集中力が無かったんですけど、結果的には良い結果でしたね。」

 

ニック・ハリス
「明日雨が降ったとしても、皆レインコンディションで走ったことが良いと言えますね。」

マルク・マルケス
「そうですね。雨でもセットアップやタイヤも含めて慣れることが出来たのは大きいですね。とは言え明日は晴れて欲しいです。」


Q
「今回のポールポジションは今までのキャリアで最高のポール獲得ですか?」

マルク・マルケス
「う~ん。どのポールポジションも難しいですからね。でも今日のポール獲得は今までの中でも最も難しいポール獲得の一つだったとは思います。何か問題が起きたときは直ぐに対処しなければいけませんけど、それは自分だけではなくて、チームも同じく迅速に対処してくれないと意味がないんです。今日のようにバイクを取りに行ったらバイクが完璧に準備されていたようにね。いずれにしてもシーズン初のポールポジションは重要です。このトラックは大好きですしポールを取りたいと思ってましたから。」

 

Q

「今年のトラックのグリップは昨年とくらべてどうですか?」

マルク・マルケス
「昨年に比べるとグリップは良いと思います。新しいサーキットなので色々と難しい部分はあると思いますが、ブレーキングポイントや加速ポイントで多くのライダーが走ることで、良くなっていっていると思います。」

 

Q
「ターン18で横向きになって肘を擦ってのコーナリングは、あなたにとってお気に入りのコーナーなんですか?」

マルク・マルケス
「そうですね。とてもエキサイティングで楽しいですね。でもカメラで見ると凄いように見えますけど、他のライダーと比べると自分はあそこでタイムをロストしているんですよ。もう少し良いラインを探しているんですけどね。とは言えお気に入りのコーナーです。」

 

Q
「今日のタイムよりも速いタイムを記録出来ると思いますか?」

マルク・マルケス
「もちろん可能だと思います。昨年よりもタイムは速くなっていますし毎年ホンダがマシンを向上してくれていますから。このトラックは自分のお気に入りですしね。ただカタールなど苦手なサーキットは苦戦すると思いますが、ここのように自分のスタイルに合っているサーキットでは可能性があると思いますね。」

 

Q
「今日の予選で使用していたバイク2台は同じタイヤを履いていたんでしょうか?」

マルク・マルケス
「いや。最初の1台はハードコンパウンドのフロント、2台目はソフトコンパウンドのフロントを履いていました。」

 

Q
「1台目のバイクの警告灯が付いたということでしたが、原因はエンジンですか?それともギヤボックスですか?」

マルク・マルケス
「まだ調査中ですね。ギヤボックスのトラブルだとエンジンは無事ということなので、ギヤボックスの問題だと良いなと思っています。その時は警告灯でチェックしただけだったので何ともわかりません。ただ日本人メカニックが細部まで見てくれると思います。彼らは本当に正確に一つ一つ作業してくれますからね。大事なことは彼らが問題ない安心しろ。と言って落ち着かせてくれたことですね。」

 

Q

「去年はどのレースでも予選ポールから優勝と言うパターンを繰り返していましたが、今年は苦戦しているように思います。チャンピオンシップで勝つことと、チャンピオンシップで防衛することというのは、どちらが難しいと思いますか?」

マルク・マルケス
「2013年はチャンピオンを獲得、2014年はチャンピオンを防衛しましたけど、防衛するほうがプレッシャーをコントロールする必要がありますので難しいですね。ライバルからは注視されますしね。でもなんとか今年も防衛したいと思っています。」

 

Q
「あれだけフリープラクティスで走った後に、よくレザースーツを着たままウォールを飛び越えて走っていく事が出来ましたね。」

マルク・マルケス
「日頃トレーニングしてますからね。(笑)でも、その後はトラックを半分走るくらいまではクールダウンする時間が必要でした。でもホームストレートを通過する時には通常の状態に戻っていましたね。」