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★MotoGP2015 アメリカズGP プレスカンファレンス一部翻訳

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時間が若干前後してあれですが、フリープラクティス前のカンファレンスの翻訳をお届けします。特に面白かったのは、ニック・ハリスがロレンゾ選手に「カタールでのスローダウンは何が起きたのか?」と聞いて、ロレンゾが全然関係ない話を始めたところでした。さすがに前回のレース後インタビュー等で正直に話をしすぎて、HJCからクレームが入ったのかな?と勘ぐってしまいますね。

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ニック・ハリス
「それではカタール優勝のヴァレンティーノ・ロッシ選手から。」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「優勝でスタート出来たのは選手権の最高のスタートですね。COTAはヤマハにとっては苦戦するサーキットだと思います。おそらくレースカレンダーの中で、一番ヤマハが苦手とするサーキットでしょうね。ここでは表彰台が縁遠いですね。昨年はある程度良い調子でスタートできたんですが、決勝でフロントタイヤに問題が出てしまいました。今年はマシンの仕上がりが昨年よりも良いですので、こういった種の問題は出てこないと考えています。全力を尽くしたいと思います。」

ニック・ハリス
「マルケスは必ず上位に来ると思います?」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「マルケスはこのトラックでは初回の2013年のテストから物凄く速いですよね。特にホンダに有利だと思うし、マルクにとっても得意なサーキットでしょうね。昨年はバイクの調子は良かったので、タイヤの問題さえ出なければ表彰台はいけたと思うんです。今回も上位3位に入るのが目標ですね。」

 

ニック・ハリス
「今までの優勝やレースの経験からしても、カタールでの優勝はあなた自身、そしてチームに大きな自信をもたらしたと思いますが。」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「もちろん大事なことですよね。テストの中で色々と試したんだけどトップにはなれなくて、決勝ではバイクが最高の状態でした。ただカタールというのは特殊なサーキットですからね。」

 

ニック・ハリス
「今週の天候を考えると面白い展開になりそうですね。

ヴァレンティーノ・ロッシ
「天候もそうですが、ダニがいないのも大きいですね。MotoGPクラスの中でも最高のライダーの一人ですから。彼が早く腕の問題を治せることを願っています。今週は確かに雨模様ですね。ここではレインコンディションで走った事がないんですが、日曜は晴れると良いですね。」

 

ニック・ハリス
「ヴァレンティーノありがとうございます。それではアンドレア・イアンノーネ選手。カタールでは素晴らしい3位獲得でしたね。」

アンドレア・イアンノーネ
「カタールでは初めてのMotoGPクラス表彰台獲得でした。とても嬉しかったですね。このトラックはまったく異なる種類のトラックだと思います。ホンダが特に強いトラックだと思いますが、ベストを尽くしたいと思います。」

 

ニック・ハリス
「GP15はとても良いバイクですね。」

アンドレア・イアンノーネ
「そうですね。GP15は驚くべきバイクですね。最初から物凄く速いですし、まだ開発が終わっていないこと(※開発の余地がある)に関して嬉しく思いますね。」

 

ニック・ハリス
「カタールでは3人のイタリア人が表彰台を独占でしたね。」

アンドレア・イアンノーネ
「イタリア人にとっては最高の結果でしたね。ただ、このクラスのライダー達は皆強力ですので、何度もああいった事が出来るとは思っていません。」

 

ニック・ハリス
「それでは次にホルヘ・ロレンゾに伺います。カタールでは残念でしたね。」

ホルヘ・ロレンゾ
「そうですね。ただバイクは非常に良く仕上がっているので、レースでも良い走りが出来ていたと思います。最後に今まで起きたこともなかったような問題が起きて、ペースを落とさざるを得ませんでした。今後はこんなことが無いようにレースに集中していきたいです。」

 

ニック・ハリス
「実際何が起きたんですか?」

ホルヘ・ロレンゾ
「(※少し考えてから)...人為的なミスですね。去年も自分はここでミスをしてしまいましたし。MotoGPは世界最高峰の戦いですし、色々なチーム、ブランドのサポートの元に行われるレースですので難しいですよね。」

 

ニック・ハリス
「ホルヘありがとうございました。それではマルケス。今までは最速ラップ、優勝をしているレースですが、今回はいつもと違うポジションでこのトラックにやってきましたね。」

マルク・マルケス
「カタールでは良いレースウィークを過ごせていたんですよ。ホンダにとっては難しいトラックの一つですからね。でも1コーナーでミスってしまいましたね。今回はミスをしないようにいきたいです。このトラックは好きなトラックですし、自分のベストを尽くして楽しんでレースをしたいですね。」

 

ニック・ハリス
「ホームに帰ってきたような感じですか?」

マルク・マルケス
「そうですね。アメリカのサーキットは好きなんですよね。ここも、インディアナポリスもラグナセカもね。自信はありますしね。日曜は晴れると良いですね。」

 

ニック・ハリス
「ダニが怪我で抜けてしまっていますが。」

マルク・マルケス
「そうですね。ホンダにとって大事なライダーですからね。すぐに良くなって強くなって戻ってきて欲しいですね。」

 

ニック・ハリス
「Ducatiの速さには驚きましたか?」

マルク・マルケス
「ヤマハは例年速いので驚きはないですけど、カタールでのDucatiの速さは驚きましたね。ここでも強いでしょうし。強力なライバルですよね。」

 

ニック・ハリス
「それでは次にブラッドリー・スミス。昨年は5位でした。カタールではもう少し上に行けそうでしたね。」

ブラッドリー・スミス
「しっかりとポイントを獲得出来たということでは良いスタートだと思います。昨年ここでは良い結果を残せていますが、ホンダが強いですし、サテライトで言うとカル・クラッチローが強力でしょうね。」

 

ニック・ハリス
「今回サテライトチームにとってはオープンクラスのバイクとの戦いがかなり厳しいと言えますね。」

ブラッドリー・スミス
「確かにオープンバイクのソフトタイヤと燃料によって苦しめられているというのはあります。ただ、自分もポルもヤマハから与えられているこのパッケージには満足していますし、カタールでのロッシやロレンゾのパフォーマンスからさらに学んでいきたいですね。」

 

ニック・ハリス
「それでは次に今回が200戦目となるニッキー・ヘイデン。アメリカ人としては最多ですね。」

ニッキー・ヘイデン
「今まで多くのサポート、素晴らしいバイクや素晴らしいチームで走ってくることが出来ましたね。」

 

ニック・ハリス
「今までの200回のレースの中で、最も記憶に残っているレースはありますか?」

ニッキー・ヘイデン
「母国開催のレースで優勝出来た時もそうだし、チャンピオンシップで優勝出来たこともそうですね。」

 

ニック・ハリス
「今年に関しては今でも色々と状況は良いと言えるでしょうか。」

ニッキー・ヘイデン
「去年は右手首の故障に苦しめられましたからね。今年は全然調子が良いですね。今回は200戦目ということで良い結果を出したいですね。ホームレースで良い結果を残すのは大事ですから。オースティンでのレースも年々知名度が増して来ていますし、スーバーバイクの開催など含めて運営側も頑張っていると思います。日曜は最高のレースにしたいですね。」