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★スズキ コンセプトモデル「リカージョン」の市販を検討か?

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さて、本当に市販化するのであれば注目を浴びそうなバイクですが、東京モーターサイクルショー登場時の完成度が高かっただけに、あのままの外観で出して欲しいというファンも多そうですが。。 

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スズキはターボチャージャー搭載のコンセプトモデル リカージョンに関する技術の特許申請を行った。このバイクは2013年の東京モーターサイクルショーに登場したモデルで588ccのパラレルツインのエンジンにインタークーラーターボを搭載したモデル。スズキによると最高出力99馬力、乾燥174kgというスペックだ。

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この特許申請がリカージョンの市販化にダイレクトに結びつくものではないが、市販に向けて前進したということは言えるだろう。申請された内容はコンセプトモデルと比較するとデザインの変更も見受けられ、スズキがこのモデルをどのような方向で進めようとしているかを垣間見ることができる。

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スーパーチャージャーをシリンダーの後ろにレイアウトしているカワサキのH2、H2Rとは異なり、リカージョンはターボチャージャー(※図で言うと#30)エンジンの前、ラジエターの下にレイアウトしている。#32のヘッダーパイプからの排気でタービンを回し、空気を圧縮する方式のようだ。圧縮された空気はシート下の#28のインタークーラーに送られる。

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特許内容によると、スズキはこのインタークーラーについて複数のデザインを検討しているようだ。一番ベーシックなデザインは長方形の箱で、中を間仕切りの板が走るタイプ。この壁によってエアフローはU字型の通路を通る形となる。ラジエターの熱はインタークーラーの下を通り、リヤホイールに向かって放出される。コントロールバルブが付いたインタークーラーと接続されるパイプは数種類のデザインがあり、これによって急激なアクセレーションにおいても、インタークーラーのエアフローの抵抗を増すこと無く、多くの空気をエンジンイン送り込むことが出来る。

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他のデザインにはインタークーラーの放熱のために隙間が設けられたものや、ヘッドライトの間から新気を取り込むためのダクトが追加されたもの、エアフローがインタークーラーからリヤに向かって抜けるようにしたものなどがある。

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機械的な部分の特許申請しか無いことから、市販化についてはまだまだ先だと思われる。ライト形状は2灯のようなので、リカージョンのデザインとは異なるものになりそうだ。最近スズキは刀のトレードマークの新デザインを登録しており、このモデルが新型刀になる?という推測も大げさな考えではないかもしれない。

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そう言えば、過去にも市販するのか?みたいな話はありましたね。。

motomoto.hatenablog.com