★ダウンフォース検証用の羽根を装備したGP15。最速タイムはミディアムタイヤで記録か?
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ドヴィヅィオーソ選手の羽根つきGP15が話題になっておりますが、角度によっては凄い長さに見えますね。それよりもGP15がソフトタイヤ以外のタイヤでこのタイムを出しているらしいというのが凄いですね。つまり予選ではソフトタイヤでもっともっとタイムが伸びると。。
DucatiのGP15が2日目のカタールテストでもトップとなったが、チームは未だにオープンクラスのソフトタイヤを使用していないらしい。ドヴィヅィオーソはこの日唯一55秒台を破り54秒台のタイムを記録した。
オープンクラスのマシンが使用出来るソフトなリヤタイヤはDucati、スズキ、アプリリアも使用出来るのだが、Ducatiによると2つのコンパウンドのうちハードのほうしか使用していないらしい。つまりホンダやヤマハが使用出来る範囲でのソフト寄りのタイヤで、昨年シーズンで各チームに最も使用されてきたタイヤを使用しているようだ。(※管理人注 ファクトリークラスはハードとミディアム、オープンクラスはミディアムとソフトを今回使用していると思われるので、Ducatiから見た時のハード寄りのタイヤは恐らくミディアムとなります。)
アンドレア・ドヴィヅィオーソ
「今日は最高の気分ですね。素晴らしい働きを全員でしていますね。タイヤは昨日と同じくハードタイヤ(※ミディアム?)を使っています。新しいタイヤでもユーズドタイヤでも良いタイムが出せているので嬉しいですね。まだまだ改善出来る点はあります。安定性やブレーキング、アクセレーションの序盤とかね。ただ、現状でかなり良い具合に仕上がっていますので、後は細部の仕上げとレース距離を走り切るための準備ですね。ここでは特にタイヤの消耗が激しいですから。」
今回のGP15はDucatiが2010年のデスモセディチで「ウイリーを防止するため」ということで付けていたウイングに似た空力パーツをつけている。おそらくこれによって強力なダウンフォースを生み出しているものと思われる。
ジジ・ダリーニャ
「これはあくまで実験的なものです。いくつかダウンフォースに関するデータを収集する必要があったものでね。ただ、99%このシステムを決勝で使う事はないでしょう。今までのデスモセディチについていたものと比較すると、かなり違ったシステムではあると言えますね。」
アンドレア・イアンノーネは12周のショートバージョンのレースシミュレーションをこなし、この間に自身のベストタイムを記録している。
アンドレア・イアンノーネ
「今日の成果には満足です。レースシミュレーションをこなしてベストラップを更新出来たので、ポジティブなセッションだったと思います。去年はレースペースを維持するということが課題でしたのでね。エレクトロニクスなどの部分で多くの発見がありましたね。」