気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★シュワンツが語る第二戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズの魅力

Sponsored Link

Crash.netに伝説のライダー、ケヴィン・シュワンツ元選手の長文インタビューがあったのでご紹介。第二戦のCOTA サーキット・オブ・ジ・アメリカズの話から、シングルタイヤルールによるレースの魅力の減少、昔のレースの話などなど、ファンにとっては何とも嬉しいインタビューです。

管理人はCOTAが出来る前に仕事でオースティンに行ったことがありますが、ダウンタウンのブルースバーのAntone'sで楽しむライブ音楽、そしてStubb'sのTボーンステーキがオススメです。治安はかなり良いこじんまりとした町です。

f:id:teletele916:20150312001423p:plain

1993年の世界チャンピオンであるケヴィン・シュワンツの特別インタビューをお届けする。テキサス出身のシュワンツは、最高峰クラスにおいてスズキのバイクを操縦して25勝を挙げた。彼は今でもスズキと密接な関係を維持しており、MotoGP第二戦のCOTA サーキット・オブ・ジ・アメリカズの親善大使も務める。 (※テキサス州オースティンにあるサーキット。余談ですが、オースティンはシカゴに次ぐBlues Musicの聖地でもあります。)

アメリカ人ライダーが少ないのは残念

 Crash.net

「今シーズンの見どころとしては、ホンダとマルケスに誰が勝てるのか?という事だと思いますが、マルケスが他の選手より優れているのはどんな部分だと思いますか?」

ケヴィン・シュワンツ

「彼はレースウィーク全体に対して前もって準備をしていると感じるね。昨シーズンはかなり馬鹿げたミス、例えば完全にウェットコンディションなのにスリックタイヤで引っ張って転倒というようなミスがあった。でも、ポイント上でかなりのアドバンテージがある状態だと、ああいったミスをしがちではあるよね。そういったミスはさておき、彼の強みは極端なミスをしない事。そして優勝せずとも完走して、だいたい表彰台を獲得する事だね。彼は以前ヴァレンティーノがこのクラスの勝利を独占して時を思い出させるよ。彼は明らかにチームメイトよりも優れているけど、ライダーにとって一番悔しいのはチームメイトに勝てないことでもあるんだ。」

 

「マルケスはチームメイト、ヴァレンティーノ、ロレンゾよりもシーズン前半は素晴らしかった。ライダーが一度リズムに乗ると、その良いリズムはレースウィークを通じて維持されるものだけど、彼のチームが素晴らしいバイクを用意しているという事も重要だろうね。彼の弟がMotoGPクラスにステップアップするまでにまだ何シーズンかあるだろうけど、二人が同じクラスで走るとなったら楽しいだろうね。アメリカ人として考えるとニッキーがまだ頑張っている。でも、この頃アメリカ人のチャンピオンが出ていないのは寂しいね。願わくば、MotoAmerica(新しい才能発掘のための新設の選手権)で国内が盛り上がって、世界の最高峰の舞台に多くの選手を送り込めるパイプラインになると良いんだけどね。」

 

「80年代や90年代はアメリカ人ライダーが世界戦を独占していたのに、今やスペインやイタリア国歌ばかりが表彰台で流れているわけだからね。1989年のユーゴスラビアGPの写真を見ると、レイニー、ローソン、そして自分が表彰台に並んでいるわけだけど、皆アメリカ人なんだよね。自分が優勝した時のレースだから、この写真はお気に入りなんだ。長いことアメリカ人ライダーが表彰台に立つという光景を見ていないから、何とかしないといけないと思っているんだよ。どうすればいいのかは、まだ分からないけどね。」

f:id:teletele916:20150312001603p:plain

地元オースティンでの認知度はまだまだ

Crash.net

「確かに現時点ではアメリカ人としてタイトル争いをしているライダーはいませんが、アメリカを舞台とするレースは2つあり、そのうち1つはあなたの故郷のテキサス州で開催されます。今年で3年目を迎えるわけですが、地元の興味や関心は高まっていますか?」

ケヴィン・シュワンツ

「実を言うと、地元のオースティンからもっと観客を動員出来ないかと思っているんだ。世界中からも国内からもお客さんが来てくれるんだけど、地元オースティン、ダラス、ヒューストンやサンアントニオからの観客の数が少ないんだ。自分がバイクの親善大使になってから12ヶ月経つけど、レストランなどでグランプリの話をすると、皆「なんだそりゃ?どこでやってんの?」って顔をするからね。地元のサーキットでF1もMotoGPも開催しているというのに驚きだよね。」

 

「ほとんどのテキサス人が「いつそんなのが出来んだ?そいつは一体どんなレースをやるんだ?」っていう具合なんだよ。皆、最高峰クラスであるMotoGPやF1の凄さをまるで理解していないんだ。今週末にはピレリのワールドチャレンジがあるんだけど、75%はその事に関して何も知らないだろうね。まだまだ認知度は低いけど、年を追うごとに良くはなっているよ。」

f:id:teletele916:20150312001650p:plain

Crash.net

「COTAでこれ以上無い成績を収めているのがマルケスですね。ポールポジション、ファステストラップ、優勝を2年連続で達成しています。」

ケヴィン・シュワンツ

「そうだね。彼のせいでレースがつまらなくなってるよ(笑)今年はロレンゾがジャンプスタートしない事を願うばかりだな。今思えば、あそこからロレンゾのシーズンは狂い出したね。序盤のラウンドで転倒を喫し、さらにここで無駄にポイントを失ってしまったからね。マルケスはポールやファステストラップで、チームメイトも負かして、完全にここを自分のテリトリーにしてしまった感がある。セパンテストで他のライバル達がしっかりと戦闘力を高めて、彼と争ってくれると良いね。」

自分より強いライダーにどう立ち向かうか? 

Crash.net

「今年、マルケスと戦える選手は誰だと思いますか?」

ケヴィン・シュワンツ

「君らは現地でセパンテストを見てきたんだろうけど、自分はタイムからしか判断出来ないからね。そういう意味では、マルケスと戦えるという選手はいないんじゃないかな。何事もカタールで決勝の開始フラッグが振られるまでは分からないけどね。ただ、カタールは夜のレースで非常に路面状況が悪いという通常とは異なるシチュエーションだから、どうなるかはわからないね。第二戦の舞台であるここオースティンの結果を見ないと、MotoGPもそれ以外のクラスも今シーズンがどうなっていくか?という判断は難しいと思うよ。」

f:id:teletele916:20150312001727p:plain

Crash.net

「あなたは数々のライバルと戦ってきたわけですが、マルケスのようなレースを完全にコントロールしていると言えるようなライバル、そして間違いなく最高と言われているバイクに乗るライバルを打ち負かすにはどうしますか?」

ケヴィン・シュワンツ

「自分よりも明らかにその週を通じて速いライダーに自分が対抗してきた方法というのは、あらゆるチャンスを使って彼らの前に出ようとする事だね。完全にお手上げっていう状況であっても、ブレーキでインに突っ込んで抜くんだよ。だって無理にでも前に出なければ何も変わらないし、彼らはその週をそうして過ごしてきたように独占的なレース展開をするだろうからね。少しでも気をそらせたり、1つや2つのコーナーだけでも彼らの前で走れれば良いんだ。彼らはすぐに抜き返して来るだろうけど、そこでまだ勝負すればいいんだよ。」

 

「これはマルケスが実践している走りでもあるね。彼は誰かに抜かれたらすかさず抜き返しにかかるだろ。でも、自分がトップで走っていても、誰かがトップであっても、結局トップを走っているライダーというのはその週で一番手強い相手なんだよね。もし、トップのライダーを追っているだけだったら、ひたすらに広がっていくリードを眺めるだけだろ。だったら無理してでも抜きに行かないと意味がないじゃないか。」

 

「今はメカニカルな部分ではもう少しやるべきことがあるんだろうけど、エレクトロニクスであるとかタイヤはほぼ一様だからね。レースがエキサイティングじゃないと言うか、つまらないと言ったら言いすぎかな。ほぼ同じ状況でスタートして、タイヤのグリップが若干落ちようが、エレクトロニクスなどでホイールスピンやウイリーも制御されているわけだからね。メーカーはこういった現場で生み出した技術を市販車にフィードバックしようとしているわけだから、結局のところそういう世界なんだろうけどね。」

タイヤの統一がレースをつまらなくしている 

Crash.net

「あなたがレースをしていた時代は、タイヤも自由競争という時代でした。2016年にブリヂストンからミシュランにタイヤが変わるということは大きな変化になり得ると思いますか?」

ケヴィン・シュワンツ

「そうであると願うね。でも結局は皆に同じタイヤというルールは変わらずだね。自分がレースをしていた時はヤマハ、ホンダ、スズキがミシュランを履いて戦った時でも、10回のうち9回は皆違うミシュランタイヤを使用していたもんだからね。自分が思うに、コスト削減のためにタイヤを1つのメーカーに絞ってしまうというのは、レースの面白さというものをかなり奪うと思うんだよ。結局そこで削ったコストの分、観客からの関心を失っているんじゃないかと思うね。そのせいでレースはさらにつまらない物になってしまっているよ。」

 

「例えばレイニーがダンロップを履いて走っているときは温まりが異常に早く、レース前半はとんでも無いペースでかっ飛ばし、後半になって少しタイヤが垂れてくるというのが予想できたものなんだよ。序盤に彼に4秒や5秒離されたって構わないんだ。レース後半になれば追いつけるのはわかっているんだから。でも、ミシュランのタイヤであまりにもクイックに曲がったり飛ばしたりすると、グラベルに突っ込むというのもまた、わかっていたことなんだ。そこには本当に沢山の戦略があって、多くのタイヤメーカーが絡んでいると色々なドラマが生まれるんだ。たった一つのタイヤメーカーだけでレースをしてちゃ、筋書きなんてだいたい読めてしまうからね。」

f:id:teletele916:20150312001858p:plain

500ccに今の選手を乗せたらどうなる?

Crash.net
「500cc時代の話をすると、グリッド上で500ccを知っているのはただ一人(ロッシ選手)になってしまいました。もし2015年の選手達が500cc時代のマシンを操縦するとしたら、同じような順位になると思いますか?」

ケヴィン・シュワンツ
「もし彼らがエレクトロニクスには全く頼れないんだということを学んだら、恐らく同じような上位グループになるだろうね。マルケス、ロレンゾ、ロッシがトップにくるだろうね。ペドロサがトップに来るなんて思えないだろ!」

今年のスズキに期待すること

Crash.net
「スズキがMotoGPに帰ってきましたね。どうやったら彼らはトップになれるのか?どうやったらかつての栄光を取り戻せると思いますか?」

ケヴィン・シュワンツ
「ドルナがテストをコントロールしている以上、どうやったら彼らがトップに追いつけるかなんてのは想像もつかないね。皆が「トレーニングには何をしてしていますか?」って聞くのに対して「テストをしていることがトレーニングなんだよ!」って答えるのと同じだね。レースが無い時はひたすらテストをするのさ。そしてそれこそが最高のトレーニングでもあるんだ。ジムに行ったり自転車に乗ったりモトクロスに乗ったりもする。これらは確かにレースをする上での助けにはなるけど、レーシングライダーとチームにとって何よりも戦闘力を高める準備というのは、レーシングマシンでひたすらに走りこむことなんだよ。」

f:id:teletele916:20150312001927p:plain

「彼らのテストや日本で進んでいる開発を見るのは楽しいよね。彼らが今年のうちにトップに追いつくのは難しいだろうね。でも、もしかしたら2016年にはエレクトロニクスやタイヤなどでルールが大きく変わるわけだからね。どのチームにとってもチャンスになるんじゃないかな。個人的な意見を述べるとしたら、スズキの2人の若造達はしっかりとバイクを開発しているようだし、もしかしたら今年か来年のうちに表彰台争いが出来るんじゃないかな。」

 

「それに、もしコンディションがウェットからドライ、ドライからウェットという状況で良い位置にいて、うまい具合にピットインできれば、もしかしたら優勝だって出来るかもしれない。そういった予想もしない状況においてこそ彼らは輝くんじゃないかな。彼らには是非とも周りを驚かせて欲しいし、良い結果をシーズンの速い段階から期待しているよ。」

 注目の若手選手について

Crash.net
「ヴィニャーレス以外で気になる若手はいますか?」

ケヴィン・シュワンツ
「まぁ、ジャック・ミラーと答えざるを得ないよね。そしてマルケスの弟かな。あとはスコット・レディング。彼は昨年よりもずっと良いマシンに乗っているように思うし、良い結果が出るんじゃないかな。ジャック・ミラーの場合は、いつマシン開発が終わって、本当の意味でレースを始めるかどうかが気になるね。あとはスズキの2人。アレイシは昨年はオープンヤマハ機でレースを掻き回してくれたよね。」

 

「今年はヴィニャーレスと2人でマシンをしっかりと開発して良いシーズンにして欲しいね。とにかくこういった若手には期待しているよ。アプリリアも今年はどうなるか見るのが楽しみだね。バウティスタという若手ライダーと、メランドリというベテランがいるし、シーズンのどこかのタイミングで戦闘力を発揮してくると思う。」

 ロッシの秘訣はバイクを楽しむこと

Crash.net
「グリッドの最年長ライダーであるロッシが36歳にして素晴らしい走りを披露しています。秘訣は何だと思いますか?」

ケヴィン・シュワンツ
「ロッシは未だに自分がやっていることに対して楽しさを感じているんだろうね。マルケスもそうだけど、仕事って感じて走っていないんだよね。メディアやスポンサーがいることによって「自分はレーシングバイクを走らせることで金を貰っている。」というように思ってしまうものなんだよ。」

 

「自分の場合はバイクに乗る度に「これ以上最高の仕事がどこにあるんだ!」って思っていたもんだよ。多くのライダーがこれは仕事だって思っているだろうね。ロッシの場合「今でもやれているし十分速い、そして一番最初にバイクに乗った時と同じように楽しい!」ってことだろうね。自分がロッシを初めて見たのは1989年。ミサノのゴーカートレーストラックだった。彼は10歳で、自分の友人のアルド・ドルディ(現在のロッシのヘルメットデザイナー)が「こっちに来てグラジアーノの坊主のレースを見てみろよ」って言ったんだ。」

 

「ロッシはシュワンツモデルのレプリカヘルメットを被っていたんで、自分も見ていて楽しかったね(笑)その当時でも彼は明らかに際立っていて、他の子達よりもコーナリングスピードが圧倒的に速かったんだよね。あの子供が大きくなって、今こうして戦っているというのを見るのは面白いよね。彼は誰よりも楽しむということが上手い。彼は自分がやっていることを心から楽しんでいるし、愛してもいるんだろうね。」

 

Crash.net
「ロッシはあなたが知っている時から比べて大きくかわりましたか?それとも今でも同じような性格ですか?」

ケヴィン・シュワンツ
「彼は全然変わらないね。あれだけ栄光と名声を手に入れてもね。」

自身のキャリア最高のレースは91年の鈴鹿 

f:id:teletele916:20150312002141p:plain

Crash.net
「自分自身のキャリアを振り返って、最高のレース、最も誇らしいレースというのはどれでしょう?」

ケヴィン・シュワンツ
「最高のレースはどれかと言われれば、1991年の鈴鹿だと答えるね。その年はミシュランがファクトリーホンダにだけタイヤを供給していたんでダンロップを使用していたんだ。ラグナセカ、ヘレス等色々なサーキットでテストをしたんだけど、そりゃもう酷いもんだった。結局開幕の日本戦までどうしようも無い状態のままだったんだ。」

f:id:teletele916:20150312002053p:plain

「レースでは良いスタートが出来てフロントに立ったんだ。それから6位か7位になってね。でも後半になってフロント集団に追いついて、結局最後にはトラック上で一番速いバイクになっていたんだ。なんとか勝負を制して最終ラップでもぎ取った勝利なんだよ。あの頃はレイニー、ドゥーハン、コシンスキー、そして日本人ライダー達とも争っていたね。」

「レイニーとは本当に素晴らしいバトルが何度もあった。でもあの時は本当にレイニーに負かされるような感じのレースが多かったね。同じような感じで4台5台といたんだけど、自分たちはテストで出来る限りのベストを尽くしても完璧とは言えないマシンしか仕上げられなくてね。でも決勝になってしまうと、なんだかんだで勝負出来る状態に持ち込むことが出来ていたんだ。」

 今年も鈴鹿8耐に出場したいとは思っている

Crash.net
「今年に関してはいかがでしょう?また鈴鹿8耐には出場するんですか?」

ケヴィン・シュワンツ
「今のところ世界選手権と言えるレースはスケジュールに無いよ。8耐はまだわからないけど、今のところ何もプランは無いね。エキシビジョンマッチやビンテージレースがあるくらいかな。ヘレスで世界戦のイベントがあって、日本でもそういったイベントがある予定だ。5月、6月は少し忙しいんだけど、バイクに乗って世界戦レベルでどうこうというプランは今のところゼロだ。でもこのスケジュールが変わることに関しては大歓迎だよ。鈴鹿はまた走りたいからね。

 

Crash.net
「家にいる時に、単純に楽しみとしてバイクで出かけることはあるんですか?」

ケヴィン・シュワンツ
「ちょうどオースティンで新型のGSX-Sの発表があるんだよ。数日前にはプレス向けの試乗会があってね。ここ最近なんかはずっと雨だったんだが、自分用にはKTMの350ccのモトクロスバイクがあるんだ。トラックや林の中を走るのが好きなんだ。外に出て何か遊ぼうと思う時は、必ず二輪がらみだね。常に自転車かバイクか。今でもライディングを楽しんでいることは間違いないね。」

以前のライバル達との交流 

Crash.net
「以前のライバルと会ったりするのは楽しいですか?」

ケヴィン・シュワンツ
「勿論だよ。去年の11月にはモリワキの絡みで鈴鹿に行ってね。ガードナーとクロスビーがいたよ。彼らに会うのはやっぱり嬉しいものだね。クロスビーとはライバルとして戦ったことは無いけど、85年の鈴鹿8耐で一緒に走った仲だしね。ガードナーとはライバルとして戦い、今でも色々なレースに対してお互いに異なる見解を持っていると言えるね。でも最も連絡をとっているのはオーストラリアの連中かな。多分アメリカ人のライダー達よりも連絡を取り合うことが多いかもしれないね。ダリル・ビーティーとはメールだったり電話だったりで月に何度か話すね。」

 

「去年会ったのはミック・ドゥーハンだね。レースウィークに茂木で会ったんだ。彼とはあまり連絡をとっていなかったんだけど、色々と話して彼が今どんな暮らしをしているのかを聞いたよ。彼は昔とは変わったね。彼は実に良い奴なんだけど、そういった一面を今までは見せてくれなかったな。彼は昔のミック・ドゥーハンより良い奴になってるね(笑)」

COTAの見どころは連続するコーナー 

Crash.net
「最後の質問です。COTAで開催されるMotoGPに訪れるファンに向けて、見どころを教えて下さい。」

ケヴィン・シュワンツ
「ターン3からターン8はトラックの中でかなり体力を使う部分なんだ。そこでライダー達がバイクを何とか自分達のいうことを聞かせようとしているのを見るのが好きなんだ。ターン2は非常に高速なダウンヒルコーナーでね。そこで上手いライダーはしっかりと準備が出来たライダーであると言えるんじゃないかな。なによりも練習がものをいう箇所だからね。このサーキットはコーナーの連続の部分が醍醐味だね。あとはハイスピードからのブレーキング区間。昨年はマルケスが339km/hを記録したよね。ここもまた見どころの一つだね。」

 

Crash.net
「ケヴィン。今日は本当にありがとうございました。」 

ケヴィン・シュワンツ

「こちらこそありがとう。オースティンで会えるのを楽しみにしているよ。」

f:id:teletele916:20150312002241p:plain


MotoGP Interview - MotoGP Q&A - Kevin Schwantz: EXCLUSIVE