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★第二回目セパンテストday1 Ducati GP15デビュー

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新型はいきなり調子が良いみたいです。ドヴィヅィオーソ選手の「ようやくまともなバイクになった。」というコメントに、今までの苦労が伺えます。

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GP15遂にデビュー

第二回目となるセパンテストで新型のGP15をテストしたアンドレア・ドヴィヅィオーソによると、Ducatiは長年の課題だったアンダーステアを遂に克服したようだ。

以前のGP14.3によく似たコンパクトなバイクは、ジジ・ダリーニャが2013年にDucatiに加入してから初めてデザインしたもの。エンジンの構造はV型4気筒ながら、長年Ducatiを苦しめてきたアンダーステアを解決するために開発が行われてきた。

新型のバイクはシーズン開幕まであと5週間という時期のデビューとなった。これはジジか出来るだけ多くのデータを収集して開発を行おうとしていた事の裏返しでもある。

昨日の走行は開発ライダーのミケール・ピッロのみがGP15を操縦する予定だったが、どうやら予定が変わったようで、アンドレア・ドヴィヅィオーソとアンドレア・イアンノーネの両ファクトリーライダーがGP14.3とともに操縦していた。

ドヴィヅィオーソはこの日10位でテストを終えた。このタイム自体はGP14.3で記録したものであるが、彼は喜びを隠しきれない様子だった。

 

アンドレア・ドヴィヅィオーソ

「コーナリングについての問題を遂に克服出来たので嬉しいですね。過去2年間の大きな問題だったんです。2年前に初めてDucatiを試した時コーナーエントリーとコーナリングに制約のあるバイクだと感じたんですが、ようやくまともなバイクになりましたね!ファーストとセカンドコーナーで意図せずイン側の縁石に乗り上げてしまったんですよ。(※曲がり過ぎて)実に大きく変わりました。実に嬉しいですね。」

 

「こうして普通にテストを開始できるのは大きいです。昨年時点で既にトップスピードはありますし、良いベースがある中で作業を進められますね。通常のラインを走行出来ますし、バイクを振り回すことが出来ます。ですので、これからはコーナーエントリーでバイクの挙動をもっと安定させたいと思います。これがMotoGPマシンの正しい乗り方ですよ。」

 

「今日はバイクが完全に新しい状態だったのであまりタイムが伸びませんでした。そのためあまり周回もこなしませんでしたし午後には雨も振りました。でも、大事なのは曲がるようになったという事です。バイクのバランスはまだ完璧では無いので、セットアップをしっかりと出す必要があります。特にブレーキングですね。GP14はその辺りのセットアップが完璧に出来ていたんですが、これはまだ新しいバイクですからね。」

 

「タイムが出る事はわかっていたので最初はGP14.3で走りました。でも、あまりセットアップが出ていない状態でGP15で近いタイムを出すことが出来ました。現状は一人につき一台しかGP15が無いんですが、これからセットアップをさらに進めないといけません。」

 

アンドレア・イアンノーネ

「最初にGP14.3で問題が出たので、すぐにGP15に乗り換えました。いきなりフィーリングは良かったですね。向き替えが実に素早いんですよ。これは嬉しいですね。今までに比べると簡単に向きを変えることが出来ます。」

 

「自分は以前からアンダーステアの問題はそれほど感じていないんですよ。自分はホンダもヤマハも乗ったことがありませんからね。2014年の段階で既に良いバイクになったと感じていましたが、今回の新型はさらに軽快さという面で良くなりましたね。完全に新型のバイクで、自分自身もそこまでプッシュしていない状態なので戦闘力がそこまであるとは思っていません。まずはバイクの理解とセッティングを進めているところです。」

 

テストは火曜、水曜と続き、木曜はミシュランタイヤのテストが行われる。開幕までにはロサイルで行われるテストが残っており、3/29にいよいよシーズンはスタートする。


MotoGP News - MotoGP: Dovizioso delighted by new Ducati GP15