気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★MotoGP2015 セパンテスト アプリリア 開発方向で迷走?

Sponsored Link

アプリリアがテストを行っている車両はスーパーバイクをベースとしたものですが、2016年から使用するファクトリーマシンは完全に新作。プロトタイプで戦うMotoGPにおいてスーパーバイクをベースとして開発を続けている事が吉と出るとは思いにくいのですが、2016年のマシンは一体どんなものになるんでしょうね。

f:id:teletele916:20150214162759p:plain

アプリリアのMotoGPバイクRS-GPの感触はあまり良くなかったようだ。
セパンで行われたシーズン開幕前テストにおいて、アルヴァロ・バウティスタ、マルコ・メランドリの両名は今回使用したバージョンのバイクは2014年の終わりに試したものよりも悪いと感じている。

 

 アプリリア レーシングマネージャー ロマーノ・アルベシアーノ

「二人とも以前のバイクのほうが良かったと感じているようです。コーナー進入のフィーリングが無く、グリップも弱いため、何かバイクにおかしな所があると感じていると感じているようです。今回のバイクの変更点は重心の中心の高さ、シャーシの硬さで、重要なのはバイクの重心の中心を見つけるということです。」 

「簡単には解決策は見つけられません。とにかくデータを分析し、すべてをチェックする必要があります。 ミシュランタイヤをテストする時にいくつかのセッティングを用意していたんです。かなり大幅な変更を加えまして、以前のバイクとの差はかなり縮まりました。」

 

バイクの重心の高さは、加速によって生み出されるトルク、ブレーキング、バイクに働く遠心力、タイヤの接地面、荷重の受け渡し、そして最終的にタイヤのグリップにも影響を与える。回収したデータから得られた分析結果を3日間のテストで試すのは遅すぎたが、開発ライダーのマイケル・ラバティはいくつかの新しい試みを、3日間のテストのあとのミシュランタイヤのテストにおいて試している。

なお、RS-GPはARTオープンバイクのファクトリーバージョンと言えるものだ。ベースはRSV4スーパーバイクで、エンジンはニューマチックバルブを採用している。

 

「今やすべての(グリッド上の)バイクがニューマチックバルブを採用しています。このクラスで最高のエンジンから比べると、我々のエンジンはまだまだということもわかっています。スタートとしては悪くないですが、このエンジンはまだRSV4のクランクケースを使用しています。そういう意味ではRSV4には驚かされますね。」

「次はシームレスギアボックスを装備する予定で、ベンチ上ではかなり良い具合に仕上がっています。これを今月イタリアにおいて、スーパーバイク車両で初めてのトラックテストを行います。MotoGPバイクとクランクケースが同じですから、こうして試せるというわけです。完全に新しいパーツなので実戦投入の時期を正確に述べることは難しいですね。ただ、シーズンの中盤には投入できるんじゃないかと思っています。来年には完全に新作のエンジン、シャーシを使用したマシンを投入します。トラックテストは9月か10月を予定しているところです。」


MotoGP News - MotoGP: ‘Radical changes’ unlock ‘Step 2’ Aprilia