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★MotoGP2015 テック3ヤマハも進化したシームレスギアボックスを使用

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ポル・エスパロガロ選手と言えば、ヤマハのライダーにおいて唯一、マルケス選手のようにリヤをスライドさせながらコーナー進入&向き変えという、Moto2スタイルの走りを試しているはずなんですが、そのあたりの進化はどうなんでしょうか。

海外ジャーナリストの記事を見ると、その走りの内容とヤマハの将来を見据えたシャーシ開発の絡みがどうなんだみたいな内容を結構見かけるんですが。。シーズンを通じて、そういった話題もちらほら出てくると思うので、改めてご紹介したいと思います。

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モンスターヤマハテック3のポル・エスパロガロとブラッドリー・スミスは、2015年シーズンにはフルシームレスギアボックス(アップシフト側のみに有効)を装備して戦う事が出来る。

 昨年のテック3のバイクにもシームレスギアボックスが装備されていたが、これは2速より上から使用出来るものであった。これはこのギアボックスのニュートラルが1速と2速の間にあったためで、ファクトリーヤマハの2台は、1速から6速までシームレスでギアチェンジが出来るさらに進化したシームレスギアボックスを使用する。

ファクトリーヤマハの2台はすぐにホンダと同様のダウンシフト側にも有効なシームレスギアボックスを使用することになるが、エスパロガロは昨年から進化した新しいシームレスギアボックスが使用出来るということで喜んでいる。

 

ポル・エスパロガロ
「シームレスに1速から6速で使えるようになるんですよね。昨年は2速からしか使えなかったんですよ。セパンでは1速のコーナーは1つだけなので、そこまで大きな違いは感じないかもしれません。でも例えばオースティンなんかは全く別の話で、そのメリットは大きいはずです。」

 

昨年をトップサテライトライダーとしての順位6位で終えたエスパロガロは、今回の第一回セパンテストではトップのマルケスから0.984遅れで、M1のトップタイムを記録したロッシからは0.5秒以下のタイムを記録している。

 

「昨年からは随分良くなりましたよね。リズムも良いし、ラップタイムも良くなっています。2台のトップのホンダを別にすれば、自分達のラップタイムとリズムは凄く良いと思います。昨日よりもトラックは良かったですしペースも好調でした。これに関しては満足してますね。昨日は別のシャーシを試してみたんです。通常その差が大きければどちらを選ぶのかは簡単なんですが、今回はその差がほとんど無かったのでちょっと混乱してしまったんですよね。なので、まずは初日のセッティングに戻してテストをやり直してみたんです。」

 

「今週テストした内容はすべて良かったと思いますね。セパンの2回目のテストではそれほど試すべきことは残っていないんです。ただ、自分のライディングスタイルをもう少し良くしたいと思ってはいます。このトラックは自分にとっては得意と言えるサーキットでは無いんですよ。長い長いコーナーはちょっと苦手で、いつもこのサーキットで手こずるポイントなんです。自分のスタイルはいつも良くしようとは思っているんですけどね。あと、エレクトロニクスに関しては少々試すことがありますかね。」

 

「ルーキーだった昨年はまず経験の年でした。ミスをしていくつかのレースでは混乱もしました。でも今年はフロントの連中と争うレースがしたいですね。彼らと競い合いながらレースが出来れば、そこで得られる経験値は一人旅で走るのと比べて2倍だと思いますし。今年の目標はフロントの連中とどこまで接近してレースが出来るかということですね。」


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