★Livemap ビルトイン・ナビゲーションシステム搭載のヘルメットを市販へ
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このところバイク用ヘルメットにHUDを搭載という技術がアメリカを中心に進んできましたが、ロシアのLivemapというスタートアップ企業がビルトイン・ナビゲーションシステムを搭載したヘルメットで、投資家から30万ドルを調達したようです。
動画の説明によると帽体はカーボン製で、後頭部付近のマイクロディスプレイの内容を反射させてヘルメットのバイザーに位置するHUDに投影する作りのようです。(プロトタイプは3Dプリンターで作られたそうな。)
ヘルメットの中にHUDでナビが表示されれば見やすい事この上ないと思います。ただ、この時期のレンズの曇りはHUDディスプレイにも発生すると思うんですが、何らかの解決策があるのかないのか。。あとは帽体が驚異的にダサいですな。
バイク乗りにとって最も大事で、恐らく最も高価なライディングギアとなり得るヘルメットをほいほい買い換える余裕なんて普通は無いでしょうから、インカムのように気軽に自分のヘルメットに後付出来る製品のほうが確実に売れるだろうなとは思いますが、早くそういった商品が生まれて欲しいですね。
Livemapチームはボイスコントロール、そしてGPSナビを組み込んだモーターサイクル用ヘルメットの作成を手がけている。ライディングの最中にヘルメットのディスプレイにナビゲーションをダイレクトに表示することで、他のデバイスを見つめたりしてライディング中に視線が路面から離れるということがない。
CEO Andrew Artishchevはメールにて、
「ここ1年は、Livemapの量産前のプロトタイプのレンズ、光学系の開発に費やしてきた。非球面のレンズを使用することで、複数のレンズを使用したデザインよりも小型計量で、何倍も安く仕上がっている。」
と語り、光学系のコストを抑えるデザインを形作ることにも苦労したと語る。
Livemapは春に製品を発表する予定で、アメリカ市場にて来年夏からの発売を見込んでいる。プロトタイプ生産にあたり、Livemapはロシアの科学省からも約30万ドルを調達している。
Andrew Artishchevは競合となるSkullyについて、
「Skully P1と呼ばれる製品はGoogle Glassをヘルメットの中に入れただけだ。スクリーンは小さいし彩度、コントラストともに低く、解像度も低い。」
と語る。