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★HRC 「RC213Vをもう少しユーザーフレンドリーな性格にする必要がある。」

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ホンダはRC213Vの性格を誰でも乗れるような扱いやすい性格に変えようと思っているようですね。ただ、ヴァレンシアテストではマルケス選手が2015年型は2014年型よりも乗りにくいと語っていましたので、マルケス選手の乗り方がやはり特殊なのか。。

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HRC副社長の中本氏はヤマハに対抗するために、ホンダの2015年型RC213Vをもう少しユーザーフレンドリーな性格にしたほうが良いだろうと感じているようだ。
マルク・マルケスはシーズン前半は圧倒的な戦績であったが、シーズン後半はヤマハのライダーに勝利を譲るケースが多く、ミサノ、アラゴン、フィリップアイランドでクラッシュした。シーズン後半9戦の獲得ポイントでは、マルケスが137ポイントだったところ、ホルヘ・ロレンゾは166ポイント、ヴァレンティーノ・ロッシは154ポイントとなった。

 

 中本氏はヴァレンシアにおいて、ヤマハのシーズン後半の強さはM1のユーザーフレンドリーな性格が原動力となっており、HRCが今後向かうべき開発の方向と考えている旨を述べた。また、中本氏は2014年のサテライトライダーであったステファン・ブラドルとアルヴァロ・バウティスタのパッとしない戦績は、マシン自体の操縦の難しさもあると見ている。

 

HRC 中本氏
「誰もがコーナリングスピードの増加について訪ねますが、まだ我々自身が求めているようなブレークスルーには到達していません。シーズン後半はヤマハはライダーそしてバイクが大きく進化しました。今年のホンダのマシンは昨年型に比べて扱いが難しい性格になっています。2015年シーズンは我々もヤマハのように扱いやすいバイクに仕上げたいと考えています。今年のマシンは昨年のバイクよりもずっと操縦が難しいと思います。トルクに関してライダーが乗りやすいものを目指していたんですが、ライダーからのフィードバックはトルクがありすぎるというものでした。ホンダのバイク自体は誰もが扱えるものなんです。おそらく自分が今日乗ったとしても、ここでのタイムは2分少々といったものでしょう。ただ、最終的な0.1秒、0.2秒を詰めるのが非常に難しいんです。0.1秒の違いであってもこれは大きな違いですからね。」

 

「ダニに関してはシーズン前半は腕上がりの問題を抱えていました。ですから序盤の5戦くらいまでは自分のリズムを見つけられずにいたようです。セパンでは彼は非常に速かったですし、ここヴァレンシアでも素晴らしいペースでした。今年はシーズン1勝でしたが、彼はもっと勝てるポテンシャルを秘めていると思いますよ。」

 

ペドロサはMotoGPクラスで参戦を始めてからの9年間で最も勝利数が少ないシーズン1勝であったが、中本氏はレギュレーションの燃料搭載量の変化(ファクトリークラスは20L)によって、ペドロサのレース序盤でのペース配分が変わったことが原因だと考えている。

 

「ダニは良いラップタイムを見つけるのに苦戦していました。彼はブレーキに関して解決策が見つかって良いタイムを出すこともあれば、反対に、序盤は速く後半にかけてグリップの低下によって苦しんでいることもありました。彼はとにかく繊細なライダーなんですよ。彼は良いタイムを出しやすいので固めのスプリングを選ぶことが多いんですよ。ただレース全体を考えてソフトなスプリングを使うこともあります。ダニは今は1周のベストタイムではなく、レース全体を考えていますね。」

 

マルケスは2015年型は乗りにくいと話していましたが。。↓


★マルケス 「2015年型RC213Vは開発の方向転換が必要」 - 気になるバイクニュース。

 


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