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★アレイシ・エスパロガロ「スズキは将来を見越して、最も才能のあるライダーをMotoGPに引きぬいた。」

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なんだか、マーヴェリック・ビニャーレス選手をべた褒めのアレイシ・エスパロガロ選手。来年からスズキがどれくらいの速さを獲得するかは今年の冬季テスト次第でもあるので、なんとしても頑張って欲しいですね!

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アレイシ・エスパロガロ

「過去3年間はかなり良い仕事をしてきたと思います。スズキは物凄く大きな企業だし、そんな企業でファクトリーライダーになれるなんて光栄です。ここ数年夢見てきたことです。」

 

Q
「ブリビオはこれが完全に新しいバイクであると語っていますが、スズキガレージで望むことは?」

アレイシ・エスパロガロ
「困難な挑戦になることはわかっています。今年のテストはスズキが思うような結果がまだ得られていませんからね。ブリビオとはかなり話しています。彼らが雨の為にテストをキャンセルせざるを得なかったということもね。アラゴンではなにせ酷い雨でしたから。タフな作業が待ち受けてることは覚悟していますよ。でも彼らもファクトリーチームですから何としてでも勝ちたいわけです。出来るだけの事をしてくれるでしょうし、しっかりと自分達の役割を果たしてくれると思いますよ。自分やマーヴェリックもスズキを表彰台に導くために最大限の事をしますよ。」

 Q

「ブリビオはDucatiのレベルに到達することが、スズキの当面の目標だと言っていますが。」

アレイシ・エスパロガロ
「ええ。確かにそうでしょうね。いきなりホンダやヤマハのレベルを求めるのは間違いだと思いますね。地に足を付けていかないと。Ducatiに立ち向かうのもけして楽ではないでしょう。彼らは多くの作業をこなしていますし、既にかなりの戦闘力をつけてきています。ドヴィヅィオーソに関しては今年は凄いですよね。でも自分がこのチャレンジをスタートするということは、少しでも速くトップに表彰台に立つことですからね。他の色々なオファーを断ったのはファクトリーバイクに乗るためです。なぜならファクトリーバイクこそがベストですからね。でもまずは最初はバイクの開発に集中していかないとね。」

 

Q
「2014年はオープンクラスでも良い成績を収めていますよね。またCRT機でもあなたは2年間素晴らしい成績を残してきました。このスズキのプロジェクトはまさに最適な時期にオファーが来たという感じですかね。」

アレイシ・エスパロガロ
「今自分は25です。そこまで若くもないけど、まだまだこれからでもあります。自分のキャリアは3年前にアスパーと一緒に走りはじめた頃から上向いてきたと感じます。今回はこうやってスズキからチャンスをもらえて嬉しいですよ。アスパーは自分がまだなんでもないライダーだった時から目をかけて育ててくれたので感謝しています。今年に関してはフォワード・レーシングでも成長することが出来たと感じます。現時点で最適なタイミングなのかはわかりませんが、今回スズキに移籍するというのは、自分のキャリアの中でも最も重要な時期だと感じますね。このチャレンジに準備万端ですし、スズキで最高の結果を残すために、それこそビースト(獣)のように頑張りますよ。

 

Q
「2016年からはいくつかの重要な変化がMotoGPクラスに適用されます。これは良い結果を得るためにチャンスだと感じますか?」

アレイシ・エスパロガロ
「そうですね。このレギュレーションの変更は自分がスズキに移籍しようと決めた理由の一つです。2016年はレギュレーションで大きな変化が起きます。ファクトリーチームはその変化に素早く対応出来るでしょうし、面白い年になると思いますね。エレクトロニクスも全員共通になりますし、タイヤもブリヂストンからミシュランに変更になりますからね。多くの期待を頂いていますよ。」

 

Q
「スズキの最後の表彰台はクリス・ヴァーミュレンの2007年が最後です。そして最後のワールドタイトルはケニー・ロバーツJr.の2000年です。あなたにとってのゴールはどうでしょうか?」

アレイシ・エスパロガロ
「ワールドタイトルを獲得するというのは非常に非常に困難でしょうね。でもこれは全ての日本人エンジニアのゴールでもありますよね。最大限の力で戦って何ができるかという感じですね。でもスズキは素晴らしい歴史をもったブランドであることは間違いないですよね。ワールドチャンピオンだってそうです。ロバーツJr.の勝利だって、そこまで遠く昔の話ではないですよ。」

 

「スズキはワールドチャンピオンシップに向けたオフィシャルチームをここ数年持っていません。最近はポール・デニングのチームの力を借りたりしていましたが結果はイマイチなものでした。今回はフルファクトリーチームですが、彼らの目標はただ一つ勝利することです。どれだけかかるかわかりませんが目指すゴールは勝利のみです。彼らはやる気に溢れていますし、チャレンジ対してポジティブに考えています。自分もスズキと一緒なら何か凄くことが出来るように感じていますよ。」

 

Q
「マーヴェリックと共に戦うことについてはどう思いますか?彼はこのカテゴリーではルーキです。あなたが開発にとってはより影響力を発揮するのでしょうか?」

アレイシ・エスパロガロ
「彼みたいなハイレベルなチームメイトを持てることは嬉しいですね。彼はまず第一のライバルになるわけだし、彼が優秀であればあるほど自分も自分を限界まで追い込めるからね。開発に関しては、最初から二人共同じくらいの比重で進めることが重要ですね。共同で進めれば多くの利点がありますが、確かに自分のほうが過去3年間のこのクラスでマシンとエレクトロニクスを開発してきた経験があります。最初は彼にとっては難しいチャレンジになるでしょう。でも彼は非常に優秀なライダーだからすぐに学んでくれるでしょうし、2、3年もすれば自分と共に戦えるようになると思いますよ。スズキは将来を見越して今現在で最高の才能を持ったライダーをMotoGPに引きぬいたと思いますよ。」

(motogp.com)