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★シルヴァーノ・ガルブセラ「ヴァレンティーノと働くのは何ものにも代えがたい経験」

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MotoGP.comにヴァレンティーノ・ロッシ選手のクルーチーフ、シルヴァーノ・ガルブセラさんの単独インタビューがありましたのでご紹介。ロッシと働くのを本当に楽しんでいるようですね。なんだかほっこりするインタビューです。

今シーズン中に表彰台のトップでロッシの姿を見たいですね。

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シルヴァーノ・ガルブセラ
「ヴァレンティーノと会ったのは2010年。彼がムジェロの転倒で骨折をした後の回復具合を確かめる為に、スーパーバイクの車両でテストをした時です。彼にバイクを合わせるための調整をしたんですが、その時に直ぐにわかりあえた感じはありましたね。」

 

「彼のキャリアはメディアを通じて情報としては入って来ていましたが、その後は彼とは特に交流はありませんでした。昨年の10月頃、日本GPの頃ですかね。ヤマハから”来年の去就を決める前にヴァレンティーノと何かしら動きがあるかもしれないぞ!”って連絡が来たんですよ。」

 

「彼がヨーロッパに戻ってきた時、正式に彼から”一緒にやりたい”って誘われたんですよ。私も彼に”一緒にやれる事はとても光栄だよ。”と言ったのを覚えてますよ。」

 

「一番最初は確かに怖かったですね。ヴァレンティーノが彼のクルーチーフのジェレミーと長年やってきていたからではなくて、自分がMotoGPバイクに関しては全く何の経験も無い状態からヴァレンティーノのようなライダーと一緒にやっていけるのかという不安があったんです。」

「ヴァレンティーノは偉大なライダーですし、多くのタイトルを獲得しています。そんなライダーのクルーチーフを務めるのは簡単ではないですよ。ただ、徐々に自分のやり方で出来るようになってきたんです。」

 

「それまでジェレミーとは会ったことが無かったんですが、昨年のヴァレンシアGPの翌日の月曜日。ホテルの朝食の場で会いました。彼はとても素晴らしい人でとても優しく接してくれました。彼は私にこのオファーを受けるように、そして”気後れせず”にと言ってくれました。彼は本当に素晴らしい人ですよ。」

 

「ヴァレンティーノは非常に集中力の高いライダーですね。新しいバイクやタイヤに合わせて自分のライディングスタイルをどう変えていったら良いかを常に考えています。」

「私が思うに、彼が今回ライディングスタイルを変えてきたのはエッジグリップが低いタイヤによるところが大きいですね。今年の結果はヤマハのバイクが昨年よりも進化しているというのもありますが、彼がより集中してライディングしているということもあると思います。」

 

「ヴァレンティーノの場合はもはや若いとは言えないですが、本物のチャンピオンと普通のライダーとの違いは、自分のライディングスタイルを変えて新しいやり方に自分を適応させていく能力があることですね。彼は自分のスタイルを変えていくことにも、バイクの事を学び続けることにも、タイヤの事を学び続けることにしても、未だに凄い情熱を持って取り組んでいます。」

 

「今は少しプレッシャーから解放されましたね。マルケスを倒す事を考えると現状に100%満足はしていませんが、良い状態ではありますよね。ヴァレンティーノが再びバイクの上で楽しいと感じることが出来るようにしたいと思っていますが、現在の成績は彼自身の進化によるものが大きいですね。」

 

「ヴァレンティーノに何かをお願いするということは出来ませんよ。彼は本当のトップライダーですから。彼が全てのレースで全力を出せるように彼をしっかりと助けたいですし、レース毎ごとにどんどんと調子を上げていきたいですね。彼と一緒に働くというのは何ものにも代えがたい経験ですよ。」

 

motogo.com