★話題のHUDヘルメットSkully - 気になるバイクニュース。

これまたかなり前から話題になっているヘルメットなんですが、MotoGPの翻訳などで時間が取れずでした。。

スマホなどの技術を車に取り込むことで、より運転という行為が安全になるというのはかなり進んでいるわけですが、より正確なナビゲーション、GPS誘導、音声操作、バックモニター、渋滞情報や迂回路などなど、考えてみればディスプレイ表示の問題さえクリアすればバイクのヘルメット内で実現出来るわけですよね。

安全性やコンパクト化などの課題は多々あったと思いますが、それを実現してしまったというのが凄い。ここらへんは各種規制が日本よりも緩いから実現しやすいという北米ならではの環境もあるかもしれませんね。さらに進めてgoogleグラスよろしくAR（拡張現実）ヘルメットとかになると面白いですね。

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Skullyは多くの期待を集めていたAR-1の生産を開始した。これは世界ではじめて垂直統合型のHUD（ヘッドアップディスプレイ）を搭載した市販のバイク用ヘルメットだ。

これはつまり、ライダーの視界10フィート（3m）ほど先に様々な情報を映し出すことが可能なディスプレイをヘルメット内に搭載しているわけだ。また後方の約180度のリアビューカメラを装備し、交差点を曲がるごとに指示をしてくるGPSナビゲーションシステムを搭載している。スマートフォンとのペアリング、ヴォイスコントロールを搭載している。AR-1が世の中に発表されたのは2013年の終わりで、結果として100,000ユーザーのβテスターの応募があった。

SkullyはアメリカのソーシャルファウンディングサイトIndiegogoでプレオーダーを受け付けた。30日間のキャンペーンは特別価格でのSkullyの提供と、公式発売前の入手を可能とするものだった。キャンペーンの詳細はこちらにて。

SkullyのCEO　マーカス・ウェラー
「今までのバイク用ヘルメットの歴史において、最も登場が期待されていたヘルメットの製造を始めることが出来ることに興奮しています。我々がやっていることは多くの企業が出来る事ではありません。我々は業界を変えていると言っても過言では無いでしょう。AR-1は宇宙に中から見れば小さな凹みのようなものでしかありませんが、AR-1は光学、インテリジェント・ヴィークル・システム、前代未聞のレベルの安全性を組み合わせる事で、高度道路交通システムの新時代を切り開きます。」

AR-1のアイディアはウェラー自身の2011年の事故の経験による。ウェラーが運転中に標識を見ようと目を逸らした時、前走車が急ブレーキをかけたことにより事故が発生した。

怪我から回復する中で、こうした事故を防ぐためにSkullyヘルメットは誕生した。ヘッドアップディスプレイに外部カメラの映像や各種センサーやマイクロプロセッサーの情報を表示することで、ライダーの認識力を高めることが可能となるのだ。

エンデールグループのチーフアナリストロブ・エンデール
「Skullyは今日のモバイルテクノロジーをヘルメットに取り込むことで、ライダーを未来に連れて行きます。Skullyよって車では当たり前となったハンズフリーでの操作が可能となり、ライダーはバイクに乗るという体験をさらに楽しめるだけでなく、同時に新しいレベルの安全性を手に入れる事が可能となります。」

AR-1は2013年秋にカリフォルニアのサンタクララで開催されたDEMOにてDEMOgodアワードを獲得。

さらに翌年はテキサスのオースティンで開催されたSXSWにてウェアラブルテクノロジー部門のSXSWアクセラレーターアワードを獲得。

またCNNにも取り上げられ、多くの人が知ることとなった。世界中で100,000人のライダーがAR-1の発売を待ち望んでいるわけだ。