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★MotoGP2014 Ducatiの新型、GP15は来年2月まで登場しない見通し。

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最近予選では好調なDucati勢ですが、なかなか表彰台には登れないでいます。というかイアンノーネは12基のうち9基もエンジン使っていたんですね。とすると残りのシーズンで構造変更したエンジンを使えるのはあと3基までということですか。。

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完全な新型マシンとして期待されているDucatiの新型デスモセディチのテストは2015年の2月まで無い見通しだ。

 

デスモセディチGP15はDucatiコルセのジェネラルマネージャーのジジ・ダリーニャが完全に一から設計する初めてのDucatiのGPマシンとなる。
新型マシンとそのヒントになり得る機体は11月にヴァレンシアで開催されるプレシーズンテストで姿を表すと予想されており、完全な新型マシンのデビューはその3ヶ月後のセパンだと予想される。

 

ホンダは2015年型マシンをブルノテストでデビューさせ、ヤマハは2015年スペックのエンジンを6月にテストしていた。Ducatiのこの動きは遅過ぎはしまいか?
一番の大きな課題は、ダリーニャがデスモセディチのアンダーステアという問題を解決出来るかであろう。この問題はここ数年間Ducatiを悩ませ続けてきた。
なお、新型バイクはよりコンパクトなエンジンを搭載し、エンジンは現行と同じく90度Vツイン、デスモドローミック機構となる。

 

この疑問に対して、ダリーニャはブルノGPで次のように語った。

 

ジジ・ダリーニャ
「確かに遅すぎるかもしれません。ただ、私は新型マシンの開発を何度も繰り返したくないのです。新型機の作業に取り掛かる前に必要なデータを全て集め、2015年マシンをゆっくりと確実に進め、しっかりとしたマシンを開発したいのです。」

 

Ducatiアンダーステアに関する問題を少ない言葉では語るのは難しいですが、当然この問題は重要な課題であり解決に向かって取り組んでいます。開幕戦から様々なセッティングを試しています。また他にもいくつかこの問題を解決する為の手段を考えています。この問題は非常に解決が困難であり、一歩一歩この問題の原因をそぎ落としながら、コーナーエントリースピードを高める作業を進めています。」

 

「我々は今年のうちにいくつかのテストを行います。また新型バイクは今までとは異なるコンセプトのマシンとなり、これがアンダーステアの問題の軽減に役立つと考えています。」


ダリーニャによると、GP15の開発の為の新たな情報を収集するために今シーズンのうちに、ある程度テクニカルなリスクを犯すことはありえるとしている。イアンノーネは来シーズンからクラッチローに変わりファクトリーライダーに昇進するが、彼は現在12基の使用が許可されているエンジンのうち9基をすでに使用している。もしイアンノーネが今シーズン中にこれを使い切った場合は最悪ピットスタートの可能性もあり得る。

 

「今シーズンで重要なのはバイクの開発です。その為にはある程度のリストを犯すことは厭いません。もしイアンノーネが12機のエンジンを使い切った場合はピットスタートもあり得るでしょう。アウディとはエンジンのいくつかの問題を解決するために協力しています。ただ、車とバイクのエンジンは完全に別物です。いくつかの共通する部品やエレクトロニクスの共通点はありますが、ハンドリングの面で言えばまったくの別物ですね。」

 

「ホンダの現状のレベルは非常に高いと思いますが、全てのメーカーがホンダに追いつけると思っています。現在は彼らのレベルを参考点として考えていますが、すべてのメーカーが彼らのレベルまで辿り着く事が出来ると思いますよ。エレクトロニクスの面ではソフトウェアは2016年には共通となるわけですが、それはバイクの一部分に過ぎません。それによってメーカーごとのギャップは縮まるかもしれませんが、100%ではないでしょう。」

 

「スズキやアプリリアMotoGPに参戦することは喜ばしいですね。MotoGPは我々にとって”庭”のようなものです。より多くのメーカーが参戦すれば、より多くの”緑”が”庭”に集まるわけですから。本当に喜ばしいことですよ。」

(crash.net)