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★MotoGP2014 クラッチローの不調の原因は何か?

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Ducati移籍後に調子の上がらないクラッチロー選手の詳細な考察記事をご紹介します。

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グリップが感じられず、十分なリーンアングルも無く、さらには自信も感じられない。クラッチローのDucati移籍後の走りを要約するとこうなるだろう。

彼はMCNに「コーナーとコーナーの間で何が起きているのかが全く掴めないので、バイクに乗るのが物凄く怖いんです。」と語る。

「この感覚はシーズン開幕から今までずっと同じです。去年のDucatiが自分達のバイクについて不満だとしていた内容からまるで変わっていません。こんなにバイクを乗りこなすのに苦労したことはないですし、こんなに悲惨な結果だった事もありません。」

「もし、自分が望むようなバイクに乗れたなら直ぐにでも結果を出せると思いますよ。明らかにこのバイクは自分のライディングスタイル合っていないですね。こればかりはどうしようも無いと思いますね。」

 

Ducati初年度のライダーは皆すぐに良い結果が出ることは無いと思いますよ。最初のレースで15位、次に表彰台なんてのはまず無理です。」

 

リーンアングルについて
「これに関しては全くの謎です。ドヴィツィオーゾとイアンノーネは自分よりも5度深くリーンしています。自分の場合今のリーン角度が限界で、これ以上深くリーンすると路面に体が着いてしまうんです。」

 

「去年はロレンゾより1度浅く、ヴァレンティーノより1度深くリーン出来ていました。チームも自分もこれに関しては全く説明が付かないですね。他のDucatiのライダーに比べると自分はよりエッグシェルのような形のライディングスタイルなんで、リーンはより浅いんですよ。(※管理人注 リーンウィズに近い乗り方なので、本来ならば路面との間によりスペースがあるため、もう少しリーン出来るはずという意味だと思われます。)自分としては限界で走っているんですけど、自分のラップタイムは彼らよりも1秒ほど遅いんです。」

 

アンダーステアについて
アンダーステアが強すぎて思うようなライディングが出来ていないですね。他のラインで走っても他のDucatiのライダー達と同じラインを走ってもアンダーステアの症状は同じです。レースが進行してタイヤが摩耗してくると更に悪化しますね。」

 

自信について
「バイクの上で完全に固まってしまっていますね。このバイクがどんな挙動を示すかがわからないので、リラックスしてどんな状況にでも対応出来るようなスタイルでライディングしないといけないんですが。ちゃんとバイクの上で自信が持てて、自分が望むようなライディングが出来れば、結果はついて来ると思います。」

(MCN)