★MotoGP2014 アッセンGP 予選後の各選手全文インタビュー（4位から12位）
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雨がふりだしたまさかの予選でしたが、悲喜こもごも。ということで、4位から12位の各選手のインタビューの翻訳をお届けします。上位の選手は顔が朗らかですが、ロレンゾ、ロッシは結構ピリピリしてますね。上位3名は追って記事にしたいと思います。
予選4位 アンドレア・イアンノーネ
Q
「今日はいいペースで走れていた上に素晴らしい結果となりましたね。」
イアンノーネ
「良い結果に満足しています。トラックがウェットコンディションだったので難しかったです。一周目からプッシュしていったのが良かったですね。2列目はレースに向けて良い位置ですね。」
Q
「今日はどこかのセクターで改善することが出来ましたか？」
イアンノーネ
「ええ。改善を進めることが出来ました。明日は良いレースを展開出来るように頑張ります。」
予選5位 カル・クラッチロー
Q
「まず最初のQ1では新しいタイヤでタイムが出ないと言っていた中、ピットアウト後直ぐに良いタイムを出していましたね。この部分が改善出来て嬉しいでしょう。」
クラッチロー
「ええ。嬉しいですが、それが何故だが分からないんです。Q2では他のライダーのほうがラップタイムは良いはずなんだけど、天候によるアドバンテージを活かせましたね。」
Q
「フリープラクティスを見る限りではレースのペースでは結構苦しいかと思いますが、レースに向けて何かポジティブな面はありますか？」
クラッチロー
「レースペースで考えると、せいぜい20位ってところでしょう。レースは26周あるのでどうなるかはわかりませんが、苦戦は間違いなくするでしょうね。」
Q
「タイヤは両方ソフトですか？」
クラッチロー
「いや、フロントにミディアム、リヤにソフトを履いています。」
予選6位 ブラッドリー・スミス
Q
「天候を考えるとかなり難しい予選でしたね。」
スミス
「ポジションの面から考えると6位で2列目スタートというのは良い結果ですよね。パフォーマンスの面から言うとガッカリですね。かなり恥ずかしいセッションでしたね。予選ではライダー達が顔を見合わせてどうするか互いに探っている状態でした。予選6位には満足していますが、1列目を狙えただけに勿体無いことをしました。走りの面では攻めていかなかった自分にガッカリですが、ポジション的には今まででベストの位置ですね。（本来は良い位置にいたのに）自分よりも後ろになってしまったライダー達もいたので、仕方がないですね。」
Q
「昨日、レースで良い結果を残すにはバイクの安定性がもう少し必要と語っていましたが、FP4から今日の予選にかけて改善することが出来ましたか？」
スミス
「結果的にはあまり改善は出来ていませんが、昨日の段階でも十分に良いセッティングではあったので、今はそのセットで走っています。今日は気温や天候が変わってしまったので難しかった部分がありますが、決勝が晴れであれば高い戦闘力を保ってレースが出来ると思います。」
予選7位 アンドレア・ドヴィツィオーゾ
Q
「今日の予選はクレイジーな天候のまま終わってしまいましたね。今日の結果は満足？そしてどこでプッシュしようと思ったんですか？」
ドヴィツィオーゾ
「今日はもっと良い結果を残せるはずだったんですが、今日結果を残すにはリスクを冒して結果を得るという感じでしたよね。なので、そこまでリスクを冒していないんですよ。でも今日のコンディションで7位ならば、それほど悪くはないですよね。問題は良いスタートをすることですね。とはいえスタートである程度良いポジションを獲得することは出来ると思います。ペースは悪くないですよね。バイクも去年からどんどん扱いやすく操縦しやすくなっています。明日の天気がどうなるかですね。」
Q
「天気の話をすると、予選の最後のほうにレインタイヤで最速のタイムを出していましたが、Ducatiでのレインレースには自信がありますか？明日は雨のほうが良い？」
ドヴィツィオーゾ
「うーん。実はレインタイヤで走っていた時は70％ドライだったんですよ。レインコンディションだと、どこが濡れているか乾いているのかのアスファルトの色の判断って難しいんですが、とはいえあれはドライでしたね。バイクも去年からかなり変わっているしバイクもレインコンディションでのセットアップをしっかりと作れていないんですよ。雨のレースになったとしたら、セットアップには苦労するでしょうね。」
予選8位 ステファン・ブラドル
Q
「全体の話をする前に、今日のレースはクレイジーでしたね。良い位置を得られるかどうかは宝くじのような感じでしたね。序盤にかなりプッシュしたんですか？」
ブラドル
「本来はもっとプッシュするべきでした。感覚としては完全にレインではなくて半分レインで半分ドライといった感じでしたね。トラックのいくつかの部分はスリックタイヤでは危険な箇所もありましたね。予選8位という結果は悪くはないものの、明日はどうなるかという感じですね。明日は今日のようなコンディションでは無いと良いですけど。」
Q
「もし明日が晴れたとしたら、レースペースとしてはどんな感じになるでしょうね。もっと良いタイムを刻めると思いますか。」
ブラドル
「決勝では他のライダー達よりは古いタイヤを使うと思うんです。FP4のペースは悪くなかったし結構満足はしています。もちろん自分たちが思っていたほどのペースではありませんけどね。とにかく明日は最大限の力で走りますよ。あらゆるコンディションも想定してね。残念ながら今日はこんなコンディションは想定していなかったですね。」
予選9位 ホルヘ・ロレンゾ
Q
「今日の予選は本来のポテンシャルを発揮出来ずに、不運な結果となりましたね。」
ロレンゾ
「バッドラックとはいうけど、他の何人かのライダー達は団子状態の後ろに控えて走っていたので、よりクレバーでしたよね。先頭で思い切り飛ばしていったら、いきなりウェットになっていたら後はクラッシュするだけです。でも他のライダーの後ろにいれば、どれくらいのペースで走れば良いのわかりますからね。自分のストラテジーが彼らに比べて劣っていたわけです。だから9位という結果なんですよ。」
Q
「フリープラクティスから明日にかけて、明日はどういったポテンシャルを発揮出来ると思いますか？」
ロレンゾ
「スタートが鍵ですね。スタートで何人かのライダーを抜いて1位集団で走行出来るかどうか。レースは長いので良い位置で良いペースで走っていればチャンスはあるでしょう。」
予選10位 アルヴァロ・バウティスタ
Q
「FP3からQ1で良い位置につけて、Q2ではいきなりのウェットコンディション。妙な予選でしたね。」
バウティスタ
「今日は凄く妙な形で終わりましたね。自分達の今のペースには凄く満足しています。Q2でも攻めていこうと思っていたんですが、トラックコンデイションがあまりにもトリッキーだったので無理でした。FP4では試していなかったセッティングを試してみたんですが、あまり良い感触ではなかったのでスタンダードセットに戻しました。Q1ではユーズドタイヤでラップタイムは凄く良かったですね。だから新品タイヤはQ2にとって置いたんですけどね。結局雨が降ったので使わずじまいでしたね。Q2では皆団子になってしまってどうしようもなかったです。明日が晴れになればかなり良いペースで走れる自信があります。もし雨ならどうなるかわかりません。皆完全なレインコンディションでは走っていないわけですからね。」
Q
「Q2の最後には、皆レインタイヤを履いて感触を試していたようですが、自信はありますか？」
バウティスタ
「最後はレインタイヤを履いてみましたが、結局路面は半分ドライだったんですよね。だから明日が完全にレインコンディションであれば、全てのライダーにとって未経験の状態となりますね。」
予選11位 ポル・エスパロガロ
Q
「今日のこの結果の原因はなんでしょう。」
ポル
「FP4では凄く良かったんですが、予選のこの結果にはガッカリです。それまでのタイムはホルヘやヴァレンティーノについて行けるペースだったんですが、開始5分で全てが変わってしまいました。マルケスの後ろで良いタイムで走っていたんですが、雨のせいでダメになってしまいました。丁度アタックをしていた周に雨が降ってきたので、どうにも出来ませんでした。とにかく明日はレースなので、それはそれで機会はあると思います。ロレンゾ、ロッシが近くにいるので、彼らについて行って1位集団に追い付きたいと思います。」
Q
「フリープラクティスの段階ではバイクの改善が必要と語っていましたが、今朝にかけて改善は進みましたか？」
ポル
「そうですね。昨日まではオールドタイヤであまり良いペースが出なかったんですが、改善が進みました。現状では凄く快適に走れるようになりましたね。ドライコンデイションではかなり良いペースを維持できると思います。明日は晴れて欲しいですね。」
予選12位 ヴァレンティーノ・ロッシ
Q
「今日の予選は大変でしたね。不運な予選だったと思いますか？」
ロッシ
「練習走行までは凄く良いペースだっただけに残念です。明日のレースに向けて良い位置を取りに行けると思ったんですが残念ながら雨が降ってきてしまって4位スタートになってしまいました。この位置だと何もかもが難しいですね。ホルヘとの位置は近いものの2台のホンダが先頭にいるわけなんで難しいですね。もし晴れのレースになるのであれば、良いペースを維持できると思うので全力で行きますよ。」
Q
「昨日はリヤタイヤの安定性を向上させる必要があると語っていましたが、改善策は見つかりましたか？」
ロッシ
「凄く改善しましたね。チームと共に良いセットが見つかりました。今朝はかなり良いペースで走れていて、メインバイク、スペアバイクの2台ともで良いペースで走行出来ました。今は明日の天候がどうなるかを待たないとね。予報ではあまり良い天気にはなりそうにないですから。ドライコンディションでレースがしたいですね。」
Q
「このトラックは後ろからのスタートだと、オーバーテイクは難しいのか簡単なのかどうでしょうか？」
ロッシ
「完全にスピードによりますね。もし速く走れているのであれば、どの位置でもオーバーテイクが出来ます。とにかく明日を待ちましょう。」
