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★MotoGP2014 カタルーニャGP 予選後インタビュー

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さて、マルケス初の転倒となった今回の予選ですが、3位スタートがマルケスに影響するのか?この後いよいよ21時から決勝です。f:id:teletele916:20140615203340p:plain

ダニ・ペドロサ
「ポールを獲得するのは大変でした。最初のタイムアタックからいいフィーリングでした。今年はいつも予選では苦戦していたので、いいフィーリングのままタイムアタックが出来たのが良かったです。最初のアタック用タイヤで良いタイムが出たんですが、二本目は万が一の事を考えて予備のような感じで走りました。トラックは非常に暑く路面もグリップが悪いので、明日のタイヤの選択はまだどうするか決めかねています。良いスタートが出来るようにしたいと思います。腕上あがり手術後の最初のレースのコンディションは悪くなかったですが、手術後どんどん腕の具合は良くなっています。明日は良い調子で走れるよう願っています。去年はマルケスと決勝で争っていたわけですが、今年もそんな感じになるんじゃないかと思います。トラックが今日のように暑くなるのか、それとも雨が降るのかはわかりません。明日はトップ3人がスペイン人でのホームグランプリですので、とてもスペシャルなレースですよね。ヘルメットもファンクラブから貰ったものなので嬉しいですね。」

 

ホルヘ・ロレンゾ
「また2位というのも嬉しいですが、ムジェロからバイクを改善してくることが出来ました。まだブレーキングと加速時のグリップに改善が必要ですが、去年から比べるとかなり良くなっています。特にブレーキングの部分の改善が大きいですね。明日に備えてもう一作業必要ですが、ハードワークによる改善によってかなりバイクは良くなっています。今日はとにかく暑かったので大変でした。これだけ暑かったのは昨年のマレーシア以来じゃないですかね。エンジンから胸に上がってくる熱風も物凄いですがそれほどは気になりません。フィジカルコンディションが今はかなり良くなっているので、明日に備えて体調もバイクも万全と言えます。天候が鍵ですね。明日は雨が降るかもと皆言ってますが、多くのライダーが雨を望んているんじゃないですかね。晴れのレースだとだいたいの結果は予想が付いてしまうし、雨のほうがライダーにとって安全ですからね。まぁ天候ばかりはなんともできませんがね。」


マルク・マルケス
「今日はチームに申し訳なく思っています。ストラテジーは完璧だったのに最後のタイヤでミスをしてしまいました。とはいえ、良いリズムですし良いペースを保っています。ムジェロと似た感じですね。ダニもホルヘもヴァレンティーノも皆似たペースですので、ラストラップはかなり激しい戦いになると思います。確かにスタート位置は3位ですが、リズム、ペース、バイクの状態ともに良いので、優勝は狙えると思います。雨は確かにありえますね。ファンにとっては晴れのほうが良いでしょうが、その場合はレインタイヤを履いて走るだけですね。雨のレースだと圧倒的に難しくなるでしょね。茂木以来レインコンディションではテストをしていませんのでね。晴れがいいですよね。弟のアレックスが今日はこの場にいるので、いつものただポールポジション獲得よりも嬉しいですね。」

 

Q
「今年はじめてマルクに勝ってポール獲得ですが、レースで勝つ、予選で勝つ、それぞれどういったふうに感じていますか?」

ペドロサ
「誰に勝ったとかではなくて、何よりも予選で良いパフォーマンスが出来たということが嬉しいですね。今までのレースでは予選での結果が良くなかったので、それが嬉しいですね。自分にとってもチームにとっても今回の結果は素晴らしかったと思います。」

 

Q
「予選で2台のバイクを乗り継いでいく戦略を取っていますが、どうしてこの戦略がお気に入りなんですか?」

マルケス
「フリープラクティスの段階で、リヤタイヤは最初の1周目に一番良いタイムが出やすいということがわかったんです。他のライダーもそうだったみたいですしね。だから今回この戦略を使ったんです。ヘレスでも上手く行きましたし、ここでも上手く行きましたね。最後のタイヤでは凄く自信を持って走れました。最初の2本はあまりタイムとしては満足していません。MotoGPカテゴリーではいつもトップというのは難しいですね。ホルヘ、ダニ、ヴァレンティーノもいますからね。」

 

Q
「ブレーキング部分での改善は何が鍵なんでしょうか?ビッグディスクなのか、それとも他の色々な物事なのか。」

ロレンゾ
「今年のタイヤに関しては去年ものよりグリップが悪いので、加速時にマシンが暴れるんです。チームのおかげでかなり安定するようになってきましたけどね。ブレーキに関しては”良くなった”というだけで十分ですよ。」

 

Q
「2台のバイクを予選で交互に乗るというのは誰のアイディアなんですか?」

マルケス
「チームからの発案ですね。特にチーフメカのサンティの発案と言えると思います。最初に提案された時に”出来るかもしれないな”と思って始めたんです。」

 

Q
「今回のタイミングがマルケスを負かすのに良いタイミングだと思いますか?」

ペドロサ
「いつでもチャンスだと思いますよ。レッドシグナルが消えてレースがスタートしたらね。ライトが消えた瞬間からホルヘ、マルク、ロッシ、他のライダーを負かすために100%の力を発揮するんです。今年はマルケスが6戦リードしていますが、いつだってライトが消えたタイミングから勝つチャンスはあるんですよ。」

 

Q
「なぜ予選後にマルケスとロレンゾの両名でスタート練習をしていたんでしょう?何かしらのジェスチャーか何かだったんでしょうか?」

マルケス
「ただティアオフを外していたら、ロレンゾが横に付いただけですよ。」

 

Q
「今回初めて340mmのディスクを使用しましたが、なぜ今回だったんでしょうか。ムジェロで使わなかったのは何故?」

マルケス
「ここではもっとブレーキパワーが必要でしたし、何よりも暑いですからね。安全面でより安全なのかなどはなんとも言えませんが、とにかくもっとストッピングパワーが必要だったんですよね。ストレートからの減速はよりバイクが止まるような感じがしますね。」

 

Q
「この場にヴァレンティーノは居ませんが、明日のレースでは彼はどのようなペースで走るでしょうか?ムジェロのような驚異的な走りをすると思いますか?」

ペドロサ
「ムジェロに関しては彼のペースに付いていけなかったのでなんとも言えませんが、明日もかなり速いでしょうね。」

ロレンゾ
「ヴァレンティーノは予選よりもレースで速いですからね。ただ、明日の結果に関してはどうなるかはわかりません。ムジェロでは凄いオーバーテイクをしてましたからね。今回の2列目スタートはムジェロの4列目に比べると、より有利だとは言えますね。」

マルケス
「明日はヴァレンティーノは上位に上がってくるでしょうね。FP4のペースもここに居る3人とヴァレンティーノとはほぼ同じでしたからね。」