★2016年からのMotoGPは、全てのマシンが同様のタイヤを使用。
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オープンクラスも2016年からファクトリーと同様のタイヤでの出走となるっぽいですね。MCNのニュースです。
ブリヂストンのエクストラソフトのリヤタイヤが現在のオープンクラスで使用が許可されているが、2016年からミシュランによるタイヤ供給体制になった場合このシステムはなくなってしまうかもしれない。
ファクトリーチームに比べて戦闘力が低いチームを救済する仕組みであるソフトタイヤの使用は2012年のCRTクラスの導入から始まった。
CRTのマシンは、元々はBMWのS1000RやカワサキのZX-10Rをハイチューンしたマシンから生まれた。
しかし明らかなパワーの不足は本来MotoGPマシン用に開発されたタイヤに必要な発熱量を引き出す事が難しく、エンジンパワーに劣るCRT機でも必要なグリップを引き出すことが可能なようにソフトなタイヤが用意された経緯がある。
現在のオープン機の場合はよりファクトリーマシンに近いという背景から、ソフトタイヤの必要性は薄れてきたと言える。
フォワード・レーシングの場合などは、ヤマハのM1エンジンに2013年にクラッチローが使用していたスペックのシャーシの組み合わせとなっている。
レースディレクターのマイク・ウェッブは、2016年から全てのライダーが同様のタイヤを使用するようになり、チームやライダーによってソフトコンパウンドのタイヤの使用が許可される事はなくなると語る。
「CRTがソフトコンパウンドのタイヤを使用するようになった背景は、MotoGPマシン用に開発されたタイヤが必要とする発熱量をそのエンジンパワーでは引き出せなかったという背景がある。しかし今やホンダのプロダクションレーサーや、ヤマハのオープン機はよりファクトリーマシンに近づいており、本来のMotoGPマシンに使用するタイヤが使用できるようになってきている。2016年にはソフトコンパウンドタイヤのニーズはなくなっていき、全てのマシンが同様のタイヤで走行するようになるだろう。」
(情報元 MCN)