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★MotoGP2014 ポル・エスパロガロ「バイクは女性のように扱うべし」

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最近あまり良い結果が出ていないポル・エスパロガロですが、アグレッシブ過ぎてタイヤが後半まで持たないってのが一番の問題のようですね。

 

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『女性をラフに扱うと幸せになれない』

同じ事がMoto2からMotoGPにステップアップしたポル・エスパロガロに起きている。

Moto2のチャンピオンであったポル・エスパロガロによると、1000ccのMotoGPバイクを操縦することは、とにかく「優しく丁寧に」がコツのようだ。

 

4戦を終えた段階での2014年度ポル・エスパロガロのベストリザルトはテキサスはオースティンで開催されたアメリカズGPでの6位。

Moto2出身の他のライダーであるブラッドリー・スミスと同様にアグレッシブすぎるライディングスタイルが仇となっている。

 

「スロットルの開け方がアグレッシブ過ぎてコーナーの進入速度が高過ぎるんです。トラクションコントロールがオンになっている状態で、フルスロットルにするというのは全くもって意味がないんですよね。前に進まないんですから。。でも頭の中ではもっとプッシュしなきゃ!と思ってしまう。これが問題なんです。こういう乗り方をしているから、レース終盤になってタイヤのグリップが全くなくなってしまうんです。」

 

 「このバイクでレースをするということに凄くナーバスになっていて、バイクと戦っているような状態です。このバイクはまるで女性のようですね。常に喧嘩ばかりしていては幸せになれないし、良い関係も築けないですよね。。」

 

「ロレンゾやロッシのようにスムーズに乗りこなせないんですよ。彼らと比べるとリヤのスピンが多すぎてレースの終盤にはリヤタイヤが全くグリップしな状態になってしまっています。つまりタイヤを完全に無駄遣いしているわけです。とにかくプッシュしなきゃと思ってしまうんですが、それはMotoGPマシンの乗り方では無いんです。このヤマハ機を乗るんなら意識的にゆっくり乗ると、速く走れるんです。」

 

MotoGPマシンに乗る前はさぞかし操縦が難しいだろうなと予想していたんですが、一番最初にMotoGPマシンに乗ったときは、これだけの電子制御があれば乗ることは難しくないかもなという感覚だったんですよ。でもレースで乗るとなると物凄く難しくて、何しろ凄く短い時間で多くの仕事をこなさないといけないですし、セッティングを出すのが物凄く難しいんです。」

 

「レースでバイクを思い通りに動かせなかった時は凄く良い練習になります。どうやったらこのバイクを限界まで攻めて走れるのか?を理解するための経験が自分には必要です。新しいタイヤを履いた時、タンクが満タンの時は全く違うバイクを操縦しているような感触ですし、何が起こっているのか?どうやって乗ったらいいのか?という事を理解するのが非常に難しいんです。」