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★MotoGP2014 レギュレーション 早見表

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ファクトリーオプションとオープンという2つのカテゴリーで各チームが参戦しているので、色々とわかりにく2014年シーズンですが、「motomatters.com」にわかりやすいレギュレーション一覧が出てましたので、改めて整理しときましょうか。

 

※余談ですが、今年シーズンからブリヂストン新タイヤ判別システムが出来てどのライダーがどのコンパウンドがわかりやすくなったんですが、普通にレース中に見ていると、結構判別しにくいもんですね。。

 

 

全般ルール オープン/ファクトリーオプション両方に適用

・全てのMotoGPマシンのエンジンは最大排気量1000ccの4ストロークであること。

・最大ボアは81mm

・最低重量は160kg

・Magneti MarelliのスタンダードECUとデータロガーを使用すること

・各レースで2つのコンパウンドからタイヤの選択が可能

・各チームはシーズンスタート前の2/28までに、ファクトリーオプションかオープンのどちらで出場するのかを決めなければならない

・シーズンスタート後は、参戦カテゴリーの変更は出来ない

 

オープン

ECU Magneti Marelliがコードを書き、ドルナによって管理、提供されるソフトウェアを使用すること

・燃料 24Lの燃料をレースで使用出来る。(※ほとんどのチームは24Lも必要としないため、燃料タンクの容量は22,23Lである)

・エンジン シーズンにつき12機のエンジンを使用出来る

・エンジン開発 エンジン構造の変更が可能。内部構造の変更は出来ず、一度使用したエンジンに対して変更は一度のみ可能。ただし、エンジンの一部のパーツがさらなるパフォーマンスアップのために開発が必要な場合、別のエンジンにこの変更を加える事が出来る。つまり、エンジン2号機、エンジン3号機、エンジン4号機などエンジンごとに構造を変えることが可能。

・テスト 全てのライダーにつき120本のタイヤまでテストが可能。このテストはどのサーキットでも、どのライダーにおいても行うことが出来る。

・タイヤ ブリヂストンは3つの異なるスペックのタイヤを各サーキットごとに提供する。オープンチームは最もソフトなタイヤとミディアムタイヤを使用出来る。

・オープン機は2014年はこのルールのもとで走行する。決勝の順位によって何かしらルールの変更が行われることはない。

 

ファクトリーオプション

ECU いかなるソフトウェアの使用も可能。つまりメーカーが自社でソフトウェアの開発が可能。(※燃料消費、トラクションコントロール、ライダーごとのライディングスタイルに合わせたオーダーメイドの開発が可能)

・燃料 20Lの燃料をレースで使用出来る。(※これは昨年よりも1L少ない。)

・エンジン シーズンにつき5機のエンジンを使用出来る。

・エンジン開発 新規のエンジン開発は凍結。第1戦で使われたエンジンも最終戦ヴァレンシアで使用されるエンジンも、完全に同一であること。

・テスト ヘレス、ヴァレンシア、ブルノ、そのほか指示されたコースでのオフィシャルテストのみ、テストライダーに120本まで開発のために提供されたテストタイヤで可能。

・タイヤ ブリヂストンは3つの異なるスペックのタイヤを各サーキットごとに提供する。ファクトリーチームはミディアムとハードのタイヤを使用出来る。

・3/18日の改正で、2013年のレースで1勝もしていないメーカー、新規参入チームには特別規定(下記の特別ルール)が採用される。(※DUCATIとSUZIKIのみが対象)

 

 

DUCATI/SUZUKIにのみ適用されるルール(※ファクトリーオプションでの参戦)

ECU いかなるソフトウェアも使用が可能。

・燃料 24Lの燃料をレースで使用出来る。

・エンジン シーズンにつき12機のエンジンを使用出来る

・エンジン開発 エンジン構造の変更が可能。内部構造の変更は出来ず、一度使用したエンジンに対して変更は一度のみ可能。ただし、エンジンの一部のパーツがさらなるパフォーマンスアップのために開発が必要な場合、別のエンジンにこの変更を加える事が出来る。つまり、エンジン2号機、エンジン3号機、エンジン4号機などエンジンごとに構造を変えることが可能。

・テスト 全てのライダーにつき120本のタイヤまでテストが可能。このテストはどのサーキットでも、どのライダーにおいても行うことが出来る。

・タイヤ ブリヂストンは3つの異なるスペックのタイヤを各サーキットごとに提供する。オープンチームは最もソフトなタイヤとミディアムタイヤを使用出来る。

・もし2014/2015年の中で優勝を1回、2位を2回、3位を3回獲得すると、燃料は22Lに減らされる。もしこの期間で3勝すると、ソフトタイヤの使用は禁止され、ファクトリーオプションと同様のタイヤ条件が適用となる。

 

 

ECUの補足

エンジンの動かすためのコンピューターであり、全ての走行データ(スロットルポジション、エンジン回転、スピードなど90種類ほど)を記録している。

同時に、点火系統、フューエルインジェクション、スロットルバタフライ、爆発タイミング、流速、燃料消費などに指示を出している。コンピューター本体を動かすOS(Windows,OSX)のような役割を果たしている。

 

(記事元 motomatters.com