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★MotoGP2014 ブリヂストン開幕直前レポート

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カタール開催直前のブリヂストンレポートです。

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今期でブリヂストンは6度目のMotoGPのオフィシャルタイヤサプライヤーとなります。今年は23人のライダーが最高峰クラスで出走し、13カ国で開催される全18戦を戦います。

ブリヂストンの新しいタイヤ識別の仕組みは、カタールの予選からいよいよ採用されます。
ファンがどのライダーがどのコンパウンドを使用しているのかをわかりやすくするこの仕組みは、ハード(レッド)、ミディアム(ブラック※無印)、ソフト(ホワイト)、エクストラソフト(グリーン)という識別の仕組みとなります。



カタールのロサイルサーキットを、MotoGPのサーキットの中でも最もグリップが低いコースのひとつにしている要因は3つ。

・コース、路面温度の低さ
・コース上の砂
・日没後に急上昇する湿度

これらの理由からタイヤには、「暖まりの早さ」「高いグリップ性能」「高い耐久性」が求められます。
コースは10個の右コーナーと6個の左コーナーから構成されます。
そのため、リヤタイヤは左右非対称のコンパウンドを採用し、タイヤの右肩部分に特に耐久性を持たせた作りとなっています。

オープンクラスのライダーはソフトとミディアムコンパウンドのリヤタイヤ、ファクトリーオプションライダーはミディアムとハードコンパウンドのリヤタイヤを使用することができます。
フロントタイヤはソフトとハードコンパウンドのどちらかを使用することが出来ます。

以下、ブリヂストンのアオキさんのコメント。

カタールは唯一夜に開催されるレースのため路面温度が低く、通常であればソフトタイヤを。となるのですが、コース上の砂がタイヤの寿命を早めるために、タイヤの耐久性も同時に求められます。」

「低い温度とタイヤへのダメージの大きさが、タイヤの右肩に特に大きな負担をかけます。
その中で高いグリップを発揮しつつ、耐摩耗性も上げねばなりませんので、タイヤにとっては非常にタフなコースと言えるでしょう。」

「フロントタイヤはハードブレーキングポイントでの耐摩耗性も求められますし、高い湿度もやっかいです。」

「ただ、開幕にむけてしっかりと開発を続けてきたタイヤですので、ファクトリー、オープン両チームに良いタイヤを供給出来ると思いますよ。」

いよいよ楽しみですね!