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★MotoGP 2014年レギュレーション最終合意?

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さてさて、色々すったもんだの挙句、あまりまとまっていない&2016年からスペックソフトウェア使用ということで、ホンダからの反発は必須という感じのレギュレーションなんですが、詳細な考察記事が出てましたので、ご紹介します。

 

将来的な全メーカー共同開発のソフトウェアに関しては、「ドルナ自体がどんな情報がソフトウェアにインプットされるかをコントロールしているため、プライベートチームにとってコスト増となるような複雑なデータと判断されたものはインプットしない。」とドルナ自身が考えているようですが、今回の2014年版のソフトウェアにDUCATIのインプットデータのみが使われたのは、「全メーカーが開発に協力せずDUCATIだけが手を上げたからだ!」と居直るつもりなのかなー。なんて思ってしまいますが。。。

 

 

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数週間に渡る議論と何時間にも渡る電話会議の末、グランプリコミッションはファクトリー2クラスのレギュレーションに関する合意に達した。

月曜の午後遅くに合意に達したその内容は、MotoGPの将来に関する重要な変更点を含むものだ。

 

ファクトリー2のレギュレーションで提案されていた内容というのは、つまるところ「オープンクラスで参戦したメーカーが、レースで優勝した場合に限り、燃料とソフトタイヤの使用権利を失う」というものだった。

しかし何よりも大きなニュースとしては、2016年シーズンからMotoGPに参戦する全てのチーム及びメーカーに、ドルナが提供するECUとソフトウェアの使用を義務付けるというものだ。

 

この提案はグランプリコミッションによって承認され、2016年シーズンに向けて動いている。

2014年と2015年に関しては、「オープン」と「ファクトリーオプション」の2つのクラスだけとなる。

 

 

新しいレギュレーションは、ファクトリーオプションでの参戦メーカーが過去3年間の中でドライレースでの優勝が無い場合、年間12機のエンジン、24Lの燃料、ソフトタイヤ、エンジン開発の自由、制限なしのテストなどのメリットを全て享受出来るというものだ。しかし一旦優勝すると、燃料、そして次にソフトタイヤの使用権利を奪われる。

 

このレギュレーションの適用を最も受けるのはDUCATIであるが、もし彼らが優勝1回、2位を2回、3位を3回ドライのレースの中で獲得すると、彼らのマシンは全て24Lから22Lの燃料で走らねばならなくなる。

DUCATIがドライのレースで3回勝ったとすると、彼らはソフトタイヤの使用権利も奪われることになる。

そして、DUCATIが2014年シーズン中に燃料の減量ルールの適用、もしくはソフトタイヤの使用権限を失った場合、彼らは2015年も同様の条件で走ることになる。

 

この譲歩案はエンジンの耐久性に関するルールが初めて紹介された時のスズキのケースに似ている。

スズキはドライのレースでここ数年は優勝していないので、今回のレギュレーション(年間12機のエンジン、24Lの燃料、ソフトタイヤ、エンジン開発の自由、制限なしのテスト)の適用を受けるわけだが、こうすることで優勝から縁遠くなっているメーカーにエンジンの使用数の上で便宜を図るということだ。

 

DUCATIはオープンのルールのもとエンジン開発を進めることが出来るわけだが、上位チームに実力が追いついた(表彰台に上がれるようになった)場合、まずは燃料を減らされ、次にソフトタイヤの使用権利を奪われる。

そしてこれはチームごとではなく、メーカーごとに適用される。

 

DUCATIはファクトリーとして戦うわけだが、オープンのレギュレーション上のメリットは受けた状態での参戦となる。つまり、彼らはオリジナルのソフトウェアを使用しながら豊富な燃料を使用出来るという事だ。

ただし、このメリットは、彼らがあまりにも強くなり過ぎた場合は22Lの燃料という形に変更される。

 

ジジ・ダリーニャは、「ドルナ提供のソフトウェアを使用する場合は、それが2014年版の最新バージョンであっても、少ない燃料を効率的に使うという点において難易度が高いため、いくつかのコースにおいては、不利になるかもしれない。」と以前語っていた。

 

今回のレギュレーションにおいては、彼らは自前の燃料消費効率の良いソフトウェアで参戦が可能となる。

同時に他のオープン機においては、2014年版よりも複雑でなく、プレシーズンテストを通して慣れ親しんだ2013年型のソフトウェアでの参戦となる。

 

このレギュレーションの変更はスズキにとっても、ファクトリーオプションでの参戦を可能としながらもオープン機と同じメリットを享受出来るという内容になる。

今回FIMでのプレスリリースで発表された中でさらに注目すべき内容としては、ドルナが過去4年間求めていた「MotoGP参戦の全車両が、ドルナ提供のソフトウェアとECU使用すること」というレギュレーションが2016年から適用されると正式に発表されたことにある。

 

 

エスペレーターはMotoGPが1000ccのレギュレーションに変更となった2012年シーズンから”スペックソフトウェア”を全車両が使用することをグランプリコミッションに求めていた。

ファクトリーチームはこのアイディアを拒絶し、ドルナはグリッドを埋めるためにCRTという仕組みを提案した。

 

ドルナ提供のECUとソフトウェアによるレギュレーションにはホンダが強烈に反発していて、HRCのボスのナカモト氏は、「もしスペックソフトウェアによる開催になった場合は、ホンダはMotoGPを撤退する。」と、何度も主張している。HRCが今後どういった姿勢でいくのかは不明だが、グランプリコミッションの提案が満場一致の結果でないにしても採択されたわけなので、今後MotoGPは、当初予定されていたよりも一年はやく2016年からスペックソフトウェアとECUにおいてのレギュレーションのもとに開催されることになる。

 

メーカー協会がこのスペックソフトウェアとECUのレギュレーションを受け入れるかは、このソフトウェアがどのように扱われるかによるだろう。

今回のレギュレーションに盛り込まれている内容としては、MotoGPに参戦する全てのメーカーとチームがソフトウェア開発から完全に除け者にされることなく、ソフトウェア開発の中でのインプットと進捗の監視を出来るようにし、それぞれのメーカーが電制とは別に研究開発を追求できるようにすることだ。(※管理人注 2014年型のソフトウェアはDUCATIの開発データのみインプットされている。)

 

 

複数メーカーによる開発という仕組だと、ソフトウェアが非常に複雑化することが予想されるが、ドルナは下記の2点において、そのような心配は無いとふんでいる。

 

1.全ての開発内容が全メーカーに開示されることで、特定のメーカーが彼らの独自のアイディアと車両コンセプトを含んだ情報をインプットすることはなくなる。

 ※他のメーカーに開発内容などのヒントを与えることになる。 

2.ドルナ自体がどんな情報がソフトウェアにインプットされるかをコントロールしているため、プライベートチームにとってコスト増となるような複雑なデータと判断されたものはインプットしない。

 

問題は今回のレギュレーションの合意が、スペックソフトウェアとECUの導入においての本当のゴールとして捉えていいものかどうか?という点だ。

というのも、ドルナとIRTAは「最終的なゴールはソフトウェアにレブリミットを設け、プライベートチームがすぐに理解して適切に使えるようなシンプルなソフトウェアの開発」と何度も発言しているためだ。

すべてのメーカーにスペックソフトウェアの使用を義務付けるということは、早く簡単に全車両にレブリミットを設けることが出来るようになるが、ソフトウェアの複雑さをなくしていくということは、達成に数年はかかるだろう。

 

2016年からのレギュレーションにおいて賞賛すべきは、「統一された一つのルールの元に選手権が再び開催されるようになる。」ということだ。

2014年シーズンは、オープン機の中でも予選でフロントローを獲得した車両、もしくは決勝で表彰台に登った車両のみがパルクフェルメに姿を現すようになるだろうが、2016年には「再び統一された一つのルール」の元でのMotoGP開催となるので、こうした問題はもはや不問となるのだ。

 

(情報元 asphaltandrubber.com

 

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