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★ニュルブルクリンク アメリカの投資会社が買収へ。

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cycleworldより、「ドイツのニュルブルクリンクがアメリカの投資会社に買収されるかも。」という記事が出ています。

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ロイターによると、HIGキャピタルをはじめとする投資グループが、負債に悩むドイツのニュルブルクリンクサーキットを、およそ82億ドルで買収しようとしているようです。

 

このマイアミベースの投資会社は、競売の初期段階で参加していたF1オーナーのバーニー・エクセルストーンと、ADAC(ドイツ自動車協会)に競り勝っているとのこと。

12.9マイルの全コース、ホテル、テーマパークを含むニュルブルクリンクの全施設の売却は、今月末にもEUコミッションに承認される見通しです。

 

 

「1927年に建造され、ドイツの自動車産業、メーカーの車両開発の要であり、2輪4輪を問わず多くのモータースポーツファンにとって神聖な地であったこのサーキットの売却は、様々な人に様々な事を考えさせるだろう。」

 

3度のF1ワールドチャンピオンのジャッキー・スチュワートは、このコースを「世界中で最も素晴らしくチャレンジングなサーキットだ。」と語る。

 

「F1ファンにとっては、1976年にニキ・ラウダが危うく命を落とすところだったコースとして忘れがたいコースだろう。このコースは一般に開放されており、ライダーやドライバーは23ユーロを払うことで、自分のリスクの範囲内においてスポーツ走行を楽しむ事が出来る。」

 

「2012年7月、ニュルブルクリンクは50年分の歳入に等しい負債を抱え、破産の申告を行い、昨年の5月から売りに出されていた。」

 

ニュルブルクリンクが持つレースの歴史を理解する多くのモータースポーツファンは、このコースが今まで通りメーカーの開発テストと、一般のモータースポーツファンが自身をマイク・ヘイルウッドやファン・マヌエル・ファンジオに重ねながら走行する日が重なるような、このコースの日常がそのまま残ることを望んでいる。」

 

「歴史あるニュルブルクリンクが一般の企業に買収されることは、この深い緑に包まれたコース、施設がより制限された場所になってしまったり、Flugplatz、Brunnchen、Adenauer Forst、Karussellなどの素晴らしい観戦スポットにプライベートコテージが点在するような状態になってしまわないかという恐れがある。」

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「Flugplatz」

 

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「Brunnchen」

 

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「Adenauer Forst」

 

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「Karussell」

 

 

「このコースの未来がどうなるかは、新しいオーナーにかかっているわけだが、我々は財政上の健全性を保ちながらも、この素晴らしい自然と一体になったコースを、このままの姿で維持してくれる事を強く望んでいる。」

 

モータースポーツの世界で大きな意味を持つニュルブルクリンクは、そのままそっとして置いて欲しいですね。

 

(情報元 cycleworld.com